~出物腫れ物所かまわず 自分たちが世界の主役~
楽しい食事のはずが…笑 |
ある友達に聞いた話 はた迷惑なケンカに巻き込まれて・・・
ある夜、フェデリコ(仮名)に友人のマルコ(仮名)から夕食のお誘い電話がかかってきた。フェデリコはお給料日前でスッカラカン。「お金ないから行かない」と断ると、マルコが奢るから行こうぜ。と言うので二人で近所のトラットリアに出向いた。
食事をしているとマルコの彼女キアラ(仮名)が合流。3人で仲良く食事をしていたが、ささいなことをきっかけにマルコとキアラの口論が始まった。フェデリコがとりなすヒマもなく、激高したキアラが席を立ち、「アンタと食事なんかできないわっ!ヴァッファンクーロ!」と叫んで店を出て行ってしまった。
【役に立つイタリア語講座 5】
●ヴァッファンクーロ!Vaffancuro=優しく訳すと「バカ野郎!」「一昨日キヤガレ!」。直訳すると「ケ○の穴にやりに行きな!」
罵声を浴びせられたマルコも「何を~?!」と立ち上がり、出て行ったキアラを追って店を出て行ってしまった。衆人の注目を集める中、ポツンと残されたフェデリコ。
「俺・・・お金持ってきてないのに・・・」
店のヒトに事情を話し(目の前で起きた出来事なので話すまでもないが)、近所に住むマルコとキアラの家へ向かったフェデリコ。ドアの外にもケンカの声が聞こえている。
そんな状況でも中に入れてくれるというのがなかなかオツ(?)だが、ケンカ真っ最中の二人に「取り込み中悪いんだけど・・・店の支払いが・・・」と気弱につぶやくと、さすがにマルコは、悪かったとばかりに一緒に家を出て行こうとした。すると、キアラはさらに切れ、フェデリコにまで「ブルット・フロッチェット~!」
【役に立つイタリア語講座 6】
●ブルット・フロッチェット!Brutto Frocetto=直訳すると「ブサイクなゲイ野郎」。
ちなみにフェデリコはゲイではありません。
お金ないって断ったのに、無理やり連れ出された挙句、ケンカの末、放置。おまけに怒鳴られて・・・こんな気弱なイタリア人もいる・・・という話ではなくって~、口汚く罵りあうケンカを所かまわずしながらも、マルコとキアラは今も仲良く暮らしている。
適度に吐き出して感情を貯めないってことは、仲良く続ける秘訣でもあるもんです。もちろん、根本的に粘着質で嫉妬深くて独占欲が強い・・・そんな相手ではない場合に限りますが!
ちなみにイタリア人にとっては、日本の「仮面夫婦」って関係が背筋が寒くなる程コワいそうですよ。感情が通い合わない男女がひとつの家にいるなんて・・・、不気味!なんだそうです。男女関係については、ホントにお国変われば、ですよね。
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