塩漬けカッペリとは?

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こんな植物の花の蕾の部分を塩漬けにしたのが「塩漬けカッペリ」

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開花すると美しい花になります

カッペリCappeliは、イタリア語で「ケイパー・ケッパー」のこと。日本では、酢漬けになったものが売られていますよね?サーモンの燻製に乗ってる、アレ、です。シチリアでは、酢漬
けよりも塩漬けがメジャーです。




 
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塩漬けにされたカッペリ

特に、シチリアの南側に浮かぶ島パンテレリア島が、「塩漬けカッペリ」の名産地として知られ、パンテレリア島産の塩漬けカッペリは 「Cappero di Pantelleria (パンテレリア島のカッペリ)」として、イタリアのIGP食品として認められた名品。IGPとは、Indicazione Geografica Protetta (保護的指定地域表示)の略で、欧州連合が定めた農産物・食品に対しての商標で、地理的環境や風土に由来する優れた食品に対して与えられる称号のひとつです。簡単に言えば、「あそこのあれは特別」ということです。

塩漬けカッペリは、フウチョウソウ科の植物の花の蕾の部分を塩漬けにしたもの。コロリとした形状から、「実かな?」と思いきや、蕾というところが興味深くもあります。より若く粒が小さめのものや、花が開きかけたものなど、タイプはいくつかあり、若いモノの方が高級品とされています。が、好みによります。

シチリア料理に欠かせない塩漬けカッペリ

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パンテレリア島の郷土料理のひとつ「インサラータ・パンテスカ」。カッペリが欠かせません

塩漬けにされていますので、使う前には塩を抜く必要がありますが、カッペリ工房の職人さんの話では、「サッと水で塩を洗い流すだけでいいんだよ。一晩も水に浸けたら、うま味も抜けちゃうよ」とのこと。十分塩味が効いていますので、もはや「味わい深い塩」といった存在。使い方は無限大で、本場シチリアでは、様々な料理に使われています。

 
パスタやピッツァの具材、サラダなどなど。粒
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袋や瓶詰、量り売りで売られています

のままでもよし、大き目のものならみじん切りにしてもよし。ついでに、そのままつまんで、ワインのお供に……なんてことも。塩っぽさと独特の風味。梅干しや漬物がお好きな方は、「たまらん」と感じるかと思われます。

パンテレリア島のみならず、エオリア諸島などでも生産されており、シチリア島内であれば比較的どこでも見つかる食材です。います。機会があったら、ぜひご賞味を!


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