カッサータ・シチリアーナってどんなお菓子?
こんなピスタキオ色のマジパンに覆われた「カッサータ」は、よく見かけますが…本物は、前ページの写真のようなスタイル |
カッサータも、羊のリコッタチーズをクリームしたものがベースになったお菓子。グラス(糖衣)でコーティングし、上の部分にさまざまなフルーツの砂糖漬けを飾ったものです。
緑色のピスタチオのマジパンで包まれた小さなタイプは、日本でもイタリアの他の街でもよく見かけますが、本物はホールケーキのように大きいのです。
その起源は、なんと千年前?!
アラブ・ノルマンディ様式など、エキゾチックな魅力のある教会なども多いパレルモ |
このカッサータも、もともとはアラブのお菓子。「鉢形」の意味がある、アラブ語の「クアッサドゥ」が「カッサータ」の語源です。鉢形の入れ物にリコッタチーズを詰めたお菓子。という意味なんですね。
そんなわけで、伝統的なレシピは何百年と伝えられるうちに変化し、シチリア中のあちこちでその店の個性がある「カッサータ」が食べられます。
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