今年のチョコレート争奪戦は、参加するか否か。悩むところだな~ |
いえ、そうでもなかったりします。それは、歴史を紐解けばわかること。「バレンタインとは、なんぞや?」を知れば、チョコレートの呪縛から解かれますから。
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バレンタインは、聖人の名前
バレンタインデー起源には諸説ありますが、遡ればやっぱり行き着くのは古代ローマ時代 |
古代ローマ時代は、いわゆる多神教で、ありとあらゆるものに神がいると信じられていました。ローマ国家を守るジュピター、光と理性の神アポロ、軍神マルス、美の女神ヴィーナス。なかには、牛につく虫を司る神ヴェルミヌスや、ゆりかごの中の子供を守る女神クーバなんてものも。細かいですね。そして、すべての女神の女王とされたユノー。若い戦士に活力を与え、出産、女性の女神として、崇められていました。この女神の女王ユノーの祝日が2月14日で、翌日2月15日から「ルペルカリア祭」と呼ばれる安産を祈願するお祭が始まるとされていました。
そしてやっぱりキリスト教が絡んできます。 |
この風習は、800年もの間続けられていましたが、紀元後ローマ皇帝クラウディウス2世により、愛する人を故郷に残してきた兵士は士気が下がるとの理由で、お祭を禁止してしまいます。さて、若い男女はどうするか?ここで、バレンタインデーの名前の由来となった、キリスト教の司教バレンティーノ(バレンタイン)が登場します。
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