役に立たない男は要らない?!
イタリア人の仕事を持つ女性たちの多くは、家族の協力が必要だと答えています。もし、協力が得られない場合、仕事を持ちながらの家庭生活をストレスなく送っていくのはどこの国でも難しい話。アモーレさえあれば耐えられることだって、「私ってただのお手伝いさん?!」と心に疑念がよぎるようになったら、もう耐えられない。伝統が変わりつつあるイタリアでは、働く女性が増えると同時に離婚率も急上昇しています。アモーレのなくなった夫婦関係で、役に立たないマザコン男はただのお荷物とばかりに、とっととふっきり新しい人生を歩み出す女性たちも多くいるのです。特に北イタリアでは、伝統的な価値観が往々にして残る南イタリアと比べて数倍も離婚率が高くなります。伝統的な価値観にしばられず、人生を謳歌しようとする女性たちの像が浮かび上がってきます。
別れても、子供の両親として付き合い続ける
二人の子供の子育てが終わってから、料理教室を開いて。革職人のご主人とは友達関係に |
よくある離婚後のパターンは、母親の家に子供が住み、父親は養育費を払いながら2週間に1度の週末は、父親と暮らす。また、子供が小さいうちは、3日おきに母親、父親の家を行ったりきたりするなどなど。それぞれの生活のペースに合った方法を、離婚カウンセラーなどと一緒に決めていきます。
シングルマザーの30代を過ごして、今、50歳。離婚後に始めたカメラマンの仕事をしながら、今、女ざかり! |
家庭を持ちながら仕事でキャリアを積む。自己実現を目指しながら家庭を守る。国を問わず、女性たちにはいろいろな課題があるものです。
何が自分にとって幸せなのか? 岐路は度々訪れますが、その都度、真剣に悩みながら自分がベストだと思える選択をしてるイタリアの働く女性たち。家族がある人もあった人も、40代、50代と歳を経ていく程にカッコよくなる女性が多い。カッコいい大人の女性を見ていると、年を取るのも悪くないなと思えてきます。
いかがですか? 皆さんは……カッコいい年の取り方していますか?
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