ナポリの伝統菓子

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ナポリ菓子の代表「ババッ」。基本形はキノコ型ですが、生クリームをプラスしたバージョンも

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貝の形をした「スフォリアテッラ」

南イタリアのナポリには、街を代表する伝統菓子があります。最も有名なのは「Baba’」。語尾のアにアクセントをつけて、「ババッ」と発音します。これは、ふっくらと焼き上げた発酵生地に、シロップとラム酒をたっぷりと染み込ませたサバラン風のお菓子。そしてもうひとつ有名なのが、幾重にも重ねたパイ生地にリコッタチーズのクリームを詰めた「スフォリアテッラ」です。

 

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老舗ガンブリヌスの店内

ほかにも、香ばしいセモリナ粉のタルト生地で作る「パスティエラ・ナポレターナ」、サン・ジュゼッペの日(イタリアの父の日)に食べる「ゼッポラ」などなど。どれも素朴な風合いの郷土菓子。ナポリの街を歩けばバールやパスティチェリア(お菓子屋さん)に並ぶ、ナポリ菓子たちに出会います。

また、ナポリは、イタリアン・カッフェが美味しいことでも知られています。老舗のバールで地元風に立ち飲みしたり、のんびりとテラス席に座ってナポリ菓子と共に。地中海の太陽の下、観光にちょっと疲れたら名物のカッフェとお菓子でひと休みしたいものです。

 

ナポリの文化人に愛された老舗ガンブリヌス

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広場に面したテラス席

17世紀に建てられたスペイン王家のバラ色の「王宮」や、オペラの殿堂「サン・カルロ劇場」など、ナポリの華やかな歴史を今に伝える建築遺産が建ち並ぶ一角にある「ガンブリヌス」。創業1860年、詩人ダンヌンツィオやナポリの大衆演劇の立役者で・フィリッポなど、ナポリの文化人たちに愛された由緒正しい老舗です。

「ウンベルトI世のガッレリア」を手がけた建築家アントニウス・クッリによる豪華な内装が当時のまま残る名店で、優雅なお茶の時間を!

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Gran Caffe Gambrinus
住所:Via Chiaia,1
TEL:081-417-582
営業時間:7:00~翌2:00
定休日:なし
アクセス:キアイア通りの入り口、トリステ・エ・トレント広場

 

できたてのスフォリアテッラやババを!マリー

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店頭販売のみの小さなお店

ウンベルトI世のガッレリアの中にある小さなお店「マリー」。ナポリで知らない人はいないほど知られた店で、観光客はもちろんのこと、地元ナポリ人たちでいつも賑わっている大人気店です。

近くにある工房から、随時出されるできたての「スフォリアテッラ」や「ババッ」は、店頭販売のみ。お持ち帰りもできますが、できたてならその場で立ったまま食べるのがナポリ流です!

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■Mary
住所:Via Toledo, 66
TEL:081-402-218
営業時間:8:00~20:00過ぎまで
定休日:月、不定休あり
アクセス:ウンベルトI世のガッレリア内、トレド通り側の出口角

 

ローマ法王も御用達スパッカナポリの名店 スカトゥルッキオ


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のんびりした空気が流れる広場にあるテラス席

ナポリの歴史地区、下町「スパッカナポリ」のメインストリート沿いに、創業者ジョバンニ・スカトゥルッキオ氏が店を開いたのが1905年。以来、100年以上も伝統菓子を作り続けている老舗パスティチェリアです。

「パスティエラ・ナポレターナ」の名店として知られ、故ローマ法王・ジョバンニ・パオロ2世の御用達でもありました。サン・ドメニコ・マッジョーレ広場に並べたテラス席で、下町の雑踏を眺めつつ、老舗の伝統の味を楽しむひとときを。

リコッタチーズ、ラム酒などをチョコレートで包んだオリジナルの「ミニステリアーレ」は、ナポリのツウなお土産におススメです!

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Scaturchio
住所:Piazza San Domenico Maggiore, 19
TEL:081-5517-031
営業時間:7:30~20:30
定休日:なし
アクセス:サン・ドメニコ・マッジョーレ教会前


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