ローマの蚤の市は”ポルタポルテーゼ”!別名「泥棒市」?
骨董品やアンティーク雑貨、貴重な掘り出し物が見つかりそうなヨーロッパの蚤の市。雑貨好きなら、一度は行ってみたいですよね!イタリアの首都ローマにも、古くから行われている蚤の市があります。ローマ市内の南、トラステヴェレ近くのポルタポルテーゼ(ポルテーゼ門)界隈で行われていることから、通称”ポルタポルテーゼ”がローマを代表する蚤の市。別名:泥棒市とも呼ばれています。
なぜなら、「どこかで盗んできたの?!」と聞きたくなるような、使い古しの靴が片方だけとか口の壊れたバックとか……ちょっぴり出どころの怪しいものも並ぶから。そして、ごった返す人々の中に紛れて、スリも活躍するから。などなど由来はさまざまですが、カオスで活気あふれるローマらしいスポットのひとつでもあります。
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冷やかし気分で行ってみよう!開催は毎週日曜早朝~昼過ぎまで
古書や小切手、古着、アンティーク雑貨、LPレコード、ヴィンテージのポストカード、家具、新品か謎のコスメやおもちゃ…などなど、雑多な商品ラインナップには、異国席の衣類や雑貨もまざり雰囲気は(よく言えば)インターナショナル。開催エリアでは、なんとなく「アンティーク」「日用品」「衣類」「怪しい電化製品」「家具」と分かれているような感じですが、あくまでもなんとなく(笑)。もちろん親切な案内MAPもありませんので、両脇に並ぶ屋台をのぞきながらずんずんずんずん……歩く、歩く、歩く!そうすると、どこかで”ご縁のある掘り出し物”に出会える(かも)といった具合です。
掘り出し物を見つけられるか否かは、運と目利き力次第ですが、もしよく晴れた日曜日の午前中にマストの観光予定がなければ、冷やかし気分で行ってみましょう!
屋台は早朝から並び始めますが、10時過ぎから混み始めランチ直前がピーク。車両の規制もかかりごったがえ値段交渉も閉店間際の方が有利に進められるかも?
ポルタポルテーゼでは値段は言い値!現金を用意して交渉も楽しもう
基本的にカードは使えません。現金オンリーですが、まさかの100ユーロ札など持って行ってはダメー!50ユーロも使い勝手が悪いです。交渉した結果、「お釣りがない」を理由に交渉が成立しなかったり、余計なものも買わされたり。なんてこともなきにしもあらず。できれるだけ細かく……5ユーロ札と10ユーロ札と小銭を多めに用意するのがベストです。
イタリア語がわからなくても、きっと値段交渉はできるでしょう(笑)。数字さえ分かればなんとかなるはず?!
ポルタポルテーゼへのアクセス
開催されているエリアは、ポルタポルテーゼ(Porta portese)からトラステヴェレ駅(Stazione Roma Trastevere)界隈。目安になる通りは、トラステヴェレ通り(Via Trastevere)やイッポリート・ニエヴェ通り(Via Ippolito Nieve)、ポルトゥエンセ通り(Via Portuense)などなど。行く前に、距離感を掴むためにもグーグルマップなどで検索してみてくださいね。
【アクセス方法】
・テルミニ駅から バスH番・75番などでトラステヴェレ方面行きに乗り、ポルタポルテーゼ界隈下車
・トレ二タリアのトラステヴェレ駅下車
・トラム3番・8番でポルタポルテーゼ界隈下車
などです。
「泥棒市」と異名をとる蚤の市。防犯対策はしっかりと!できればお財布を持たずに、”スグに手が入れられないポケット”にお金だけ入れて。カバンは、きっちりと口のしまるタイプを用意。そして、歩きやすい靴は必須です!
写真協力:Rome Navi net
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