航空券/マイレージ

「ANAビジネスジェット」にマイルで乗る!(2ページ目)

ANAの新コンセンプト型機「ANAビジネスジェット」が3月25日に名古屋=広州線に就航。ボーイング737-700ER型機をたった48席に設定したことでプライベート空間を確保。シートと共にマイルを使った利用法も紹介します。

執筆者:鳥海 高太朗

シートピッチが広く、本革シートの「CLUB ANA BJ」

シートピッチ
「CLUB ANA BJ」のシートピットは最大61インチ。足下は大変広くなっているので、前の席が気になりません。
ここからはシートについて紹介していきます。まず24席のビジネスクラス「CLUB ANA BJ」のシートは、本革シートを採用。格調高いプライベートオフィスの雰囲気を演出してシートに仕上がり、レッグレストやフットレスト、更にはパーソナルライトも備え付けられています。シートピッチが最大61インチ(約154センチ)もあるので、前の席の人を気にすることなく、機内でくつろぐことができます。

気になるのがリクライニングの角度。飛行時間が約4時間ということもあり、ANA欧米路線で導入されているビジネスクラス「New Style CLUB ANA」のようにフルフラット型ではないものの、実際にシートを倒してみた感想としては、一世代前に欧米路線で活躍した「スーパースタイル」より、リクライニング角度が大きいと思いました。


CLUB ANA BJ
これがビジネスクラス「CLUB ANA BJ」シート。本革シートを採用しています。


機内食は、3月25日~4月30日までの名古屋発限定で、路線開設記念として、和食は「特製ひつまぶし」、洋食は「特製ステーキ」から選ぶことができます。ガイドは今回「特製ひつまぶし」をいただきましたが、薬味のネギと海苔を加え、美味しく食べることができました。


ビジネスクラスのトイレには大きな窓が2つ

窓付きトイレ
大きな窓が2つ付いている「ANAビジネスジェット」のトイレ。広いので着替えも可能です。
ANAビジネスジェットの機内を一回りして一番驚いたのがトイレです。機内のトイレは、ビジネスクラス「CLUB ANA BJ」エリアに2つ、エコノミークラス「Economy BJ」エリアに1つ設置されてます。その中で、「CLUB ANA BJ」の1Aと1Cの座席前にあるトイレは、他のトイレの約2倍くらいの広さがあるのですが、入った瞬間に驚いたのが、トイレの中に大きな窓が2つありました。窓の大きさは通常の座席窓と同じ大きさです。

座席から外を見る場合は、首を横に向けて見る形になりますが、トレイの中からは正面から景色が堪能することができ、雲の上の青空はとても綺麗です。また窓があることで外の光をトイレ内に採り入れることができるので明るいのも特徴です。窓は専用レバーで閉めることができます。なお、窓付きのトイレはANAでは初めての導入とのことです。


「Economy BJ」は乗り心地は国内線「スーパーシートプレミアム」に近い

Economy BJ
機内後方に24席設置されている「Economy BJ」
機内後方に24席設置されている「Economy BJ」にも座ってみました。ビジネスクラス「CLUB ANA BJ」は本革シートであるのに対し、「Economy BJ」では通常の布製のシートとなっております。

シートの幅が、ビジネスクラスとほぼ同じで、フットレストやレッグレストも備え付けられています。実際に座ってみた感想は、国内線の「スーパーシートプレミアム」に座っているかのように感じました。シート電源や「ポータブルメディアプレイヤー」も各座席に備えられております。


次のページでは、ANAマイレージクラブのマイルを使った特典利用について紹介します。
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