先ずは定番のポン酢で食します。薬味は赤の柚子ごしょう!
ゆらゆらと沸いているお湯でさっと湯通しします。絶対にぐつぐつさせては駄目です。優しく、タチの皮が破けないように、丁寧に扱ってください。お湯の代わりに昆布だしを使えば、さっと味がつきますが、これは好みです。ほっくりと温めるだけ シンプルに美味! |
濃厚な美味です。口の中でタチの皮が破れ、中身が舌にまとわりつき、濃厚で非常にクリーミーな味わいに、口の中が完全に占領されます。
但し、この調理法の場合、シンプルで強力なテーストなので、一人、一個(ゴルフボール大)も食べれば、満足です。
同じような食べ方ですが、タラちりなどの鍋にも一押しです。タチだけをポン酢で食すよりも、鍋の方が飽きないで食べられます。
粉をまぶしてイタリアン的な揚げ焼きに
フレンチのレセピーではタラの白子が良く出てきますが、今回は簡単に塩コショウをしてから、セモリナ粉をまぶして、オリーブオイルで焼きました。付け合せは、にんにくとタカノ爪をじっくりと炒め、トマトとをくわえて炒めたものです。青みは変わったところで、葉ニンニクです。味付けは塩とコショウだけです。
少し、カリカリ感がでるくらいがうまいです。焼くときにあまり触るとタチの皮が破れて、せっかくの中身が出てしまうので、手際よく焼きます。
これだけ手を掛けただけで、タチとしての主張はだいぶん弱くなります。殆ど、誰もが抵抗を感じない美味になります。非常に美味です。
料理としての完成度は高いですが、正直、効能は減ったような気がします。(苦笑)
今度は石焼に
石の上で焼くだけですが、香ばしさが加わり絶妙な味 |
油を引いていないでの、少し焦げ付きますが、この焦げがまた香ばしくて美味です。
石の変わりにオーブンでも良いです。コツは香ばしく、少し焦げ目が付くくらい焼くことです。塩だけで頂くと良いです。ちょうど、ふぐの白子を焼く要領です。
いっそのこと、裏ごしして、クレープのように焼いてもうまいかな?とも思いました。
今回はご紹介しませんでしたが、煮魚と同じ調理法で、たっぷりの白髪葱を乗せて頂いても美味です。
実は栄養価的には、たらこの方が亜鉛も豊富で、パワーフードとしての科学的根拠は強力なようです。
但し、薬食い的なイマジネーションでは、やはり、タチに軍配が上がります。食は単にカロリー計算や栄養素計算ではないので、やはり、タチはすごいのだと思いました。濃厚なパワーフード。やはり、冬には是非とも堪能したい食材です。
【お取り寄せ情報】
北海道 虎杖浜のカネシメ松田水産
担当:後藤さん(goto@kojohama.co.jp)
※天候がわるいと、新鮮なタチはありません。必ず、お問い合わせください。
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