■究極の取り寄せ 自宅で『しろ魚』おどり食い
毎年、3月中旬ともなると、博多の室見川のしろうお漁がテレビで放送されます。観光客相手におどり食いを提供する料理屋があるので、全国的に有名ですが、どっこい山口県の萩の松本川でも、室見川に引けをとらないほどの『しろ魚』の漁獲高があります。
博多の室見川は竹とカヤで編んだヤナで獲りますが、萩の松本川は小船に四つ手網をすえつけ、しろ魚をすくいます。漁期は2月下旬から4月上旬に限りますが、漁が毎年不安定でほとんどの魚は地元の料理屋などで消費され、なかなか小売にはまわりません。
実際のしろ魚漁は藩政時代から引き継がれた『萩しろ魚組合』に所属する20名が行っていますが、既に漁師が本業の方は3名しかおらず、他の方々は夏みかん栽培などに従事し、この時期だけ漁師に変身するそうです。
今回の取り寄せは夏みかんの栽培と加工販売をしている、萩の竹中一男さんにお願いしました。入荷量が不安定なので、取り寄せの量と配送は不確定ですが、漁業権を持っている夏みかん農家のネットワークをお持ちの方なので、しろ魚の発送を段取りしてくれます。
※しろ魚とは?
よく食べられているシラウオとは全く違う種類です。
シラウオはシラウオ科に属し、海で獲れます。
しろ魚はハゼ科の魚で産卵の為に川をこの時期に上ってきます。
シラウオよりも上品で淡白な味わいです。
サイズもシラウオよりもかなり小さめです。
■活けのしろ魚が届く
テレビで見るか、現地で味わうか、または高級料理屋で味わう以外にお目にかかることが無かったしろ魚が、自宅に活けの状態で届きます。
段ボウルを開けると二つの大きな袋が入っています。二つのビニール袋に酸素がパンパンに入っているので、しろ魚を活かしたまま萩から送ることが出来るのです。
実際には輸送中のストレスで何尾か死んでしまうことがありますが、それは加熱して食べられますので安心です。無駄になることはありません。
取り寄せのセットには美味しいポン酢も入っているので、包みを開けると直ぐに『おどり食い』が楽しめます。
いよいよしろ魚を堪能します>>