イタリアンの基本/イタリアンの基本関連情報

立食パーティーではたくさん食べよう!(2ページ目)

フレンチガイド嶋さんの記事がとっても面白かったので、イタリアンの場合はどうなのか? ということを検証してみました。イタリアンスタイルなパーティーをお楽しみください。

沈 唱瑛

執筆者:沈 唱瑛

イタリアンの基本ガイド

食べてこそ礼儀のイタリアンパーティー

after
豊富なドルチェブッフェ。
食べずにいられる?
このようにレストランシェフを招いてのパーティーですから、食べないと逆に失礼に当たります。というか周りのイタリア人から「なんで食べないの?」と不思議な顔をされたり、「食べてないじゃないか!」と怒られたり、「食べろ! 食べろ!」 と強要されることあります。

なにせ、前菜、パスタ、リゾット、魚、肉、ドルチェとすべてが出てきますし、パスタに関しては、出来上がりを素早く食べることが大切。

「あ! パスタ来た!」 とイタリア人達は喜んで、シェフがサーブする後に列を作ったりして、美味しい状態のパスタを食べて、「おいしいね!」 とおしゃべりしながら、みんなで交流を楽しみます。

そもそもイタリア人との会話術で必要なのは、「どれだけ食べることが好きか!」 ということ。大食いという意味ではなく、食事をどれだけ大切にしているかということです。
どこかのレストランに行って、あれがおいしい、これがおいしいという話題も大歓迎ですし、イタリアのあそこで食べたあれが美味しかった! という思い出話も。結構、イタリア人の接待では、こういった「食の知識」というわけではなく、実際自分が体験した「食の経験」の話題の方が、好まれます。
イタリアンなパーティーの場合は、食はパーティーの脇役でもありながら、話題作りの格好のネタにもなります。だからイタリアンパーティーの時は、食べてこそ礼儀であり、そこから交流を円滑にするのもイタリアならではの社交術なのかもしれません。

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