ラ・ジョコンダ
@西麻布
Ristorante La Gioconda
リストランテ ラ ジョコンダ
さよならダヴィンチ。こんにちわジョコンダ!
西麻布にあったイタリア料理の有名店といえばダヴィンチ。在日イタリア人も多く通い、イタリア料理にはちょっとうるさい方々もよくいらっしゃっていました。が、いつの間にかダヴィンチはなくなってしまい、ラ・ジョコンダという名前に変わっていました。
このニュースは「2005年イタリア10大ニュース!」でもご紹介していたのですが、では何が変わって、どうなったのか? をご紹介したいと思います。
在日イタリア人のスパルタ教育?
いつも笑顔の根元シェフはダヴィンチから引き続きジョコンダへ。 |
シェフはダヴィンチ時代と同じ根元シェフ。変わりはありません。では何が変わったのでしょう?
そう、経営者が変わったのです。
以前はヴァレオ氏でしたが、そのヴァレオ氏から日本に在住する3人のイタリア人の手に経営権が変わったのです。
イタリアでは、「Nuovo Gestione(新経営)」と、お店はそのままで経営だけ変わるというスタイルがよくあります。日本の場合、経営が変われば、スタッフ、内装、料理とすべてが変わるのが常なのですが、この辺りがイタリア人の経営スタイルだなと思います。
ということで、引き続き根元シェフが続投というわけですが、この根元シェフ、かなりイタリア人から「スパルタ教育」を受けています。
根元シェフのお料理は、イタリア人でもほっとする味。シェフにイタリア滞在歴を聞いてみたところ、あんまりないとのこと。そう、前経営者のヴァレオ氏から、かなりのスパルタ教育で、日本にいながら、イタリア人に料理を習うという、レストランの中でイタリア留学をしていたのです!
まして、今回の経営者はイタリア人3人ときていますから、3人からイタリア料理をさらに学び、より美味しく、限り無くイタリアに近い味が再現できるのです。
イタリアの雰囲気に忠実に
サービス業に誇りを持つマネージャーのイヴァン氏。 |
マネージャーは、以前恵比寿ガーデンプレイスにあったエリオズカフェのマネージャーイヴァン氏を抜てき。
エリオ時代に、イヴァン氏とはいろいろ話をしていましたが、サービスマンであることを非常に誇りに思っています。小さなサービスは大きな喜びに変わり、そのお店へお客さまはさらなる喜びを求めてやってくるということを信念に、サービス業には余念がありません。
サービス談義をイヴァン氏とすれば、時間がいくらあっても足りない程、サービスの情熱のあるマネージャーです。
イヴァン氏が、お客さまを迎えれば、まず目に入るのがバーカウンター。
イタリアのいわゆる「リストランテ」には、たいていバーコーナーがあり、お客さまが全員揃ったと同時に、席へ案内されます。ここジョコンダにも、イタリアの雰囲気さながらのバーがあります。
もちろんバーだけの利用も可能で、スタンディングでワインでもオーダーすれば、なんだかイタリアのバール気分。
店内は、手入れのよいアットホームなレストランの雰囲気。これはその3人の経営者の奥様達の知恵によるもので、居心地のよい場所、よりイタリアらしい雰囲気を演出したいとのこと。
食事をするフロアーは3つの部屋に別れており、メインダイニングもあれば、10人位でミニパーティーもできそうな部屋が2つ。
私ならば、ここで気のあう友達とワインパーティーでも開きたくなるような、ちょうどよい個室のスペースがあります。
左/ブルーのハイチェアは高さの調節もできます。 中央/イタリアンなリキュールがならぶバーカウンター。 右/アットホームなメインダイニング |