【代官山】クオーレ ディ ローマ(3ページ目)

正当派のイタリア料理はもちろんOK!

オシャレでボリューム感もある人気のピアット・ウニコ

じゃぁ、このレストランは成人病に悩む人をターゲットにした野菜レストランなのか？　といえばそれはNOです。こってりしっかりとしたイタリアンももちろん食べられます。ランチの人気メニューにワンプレートランチ（ピアットウニコ）をオーダーしましたが、なんともというボリューム感はと、ひとつひとつのお料理全体がイタリアの味でした。今回はアマトリチャーナのペンネが添えてありましたが、私の夫いわく「この味が一番安心する！」　と言って、美味しそうに食べていました。やはりクオーレディローマだけあって、ローマ名物アマトリチャーナの味はしっかりしています。
お皿には、カジキマグロ、地鶏、魚介類と野菜が串刺しになってグリルされたスピエディーニに小さな付け合わせのコントルノがとボリューム満点。これでデザート、コーヒーがついて1890円（税・サービス料込）は、かなりお値打ちです。

他にも、私が食べたのは魚介のフリットミストでしたが、この揚げ方はまさにイタリアの味でした。「この味食べたかった！」　と思っていたものが食べられたときは本当に感動です。

コンセプトを持った本格イタリアンなのですが、今泉氏は「イタリアンをやってきたからイタリアンスタイルでお客様をおもてなしをすることしかできないが、美味しいものはスタイルにこだわらずご紹介していきたい」　という。そして子連れやファミリーでは行きづらい高級店ですが、こちらではその高級店の持ち味もありながらも、ファミリーや子連れも大歓迎。レストランだからこそ万人に開かれているべきというこだわりもあります。

子供はピアットウニコ、健康を気にする方には野菜だけのコース、普通にオーダーしたい場合はピッツァのコースなども、すべてのお客さまに満足していただける品揃え豊富なレストランでもあります。

そして、今泉氏がやはりイタリアレストラン業界の重鎮だけあり、レストランへの思い入れとして、お客さまに最高に喜んでもらえる「場」を提供することであると考え、自らがサービスをし、お客さまと語り合い、良いレストランを育てていくだろうということが垣間見られました。

左／新鮮な魚介類は漁港から直送。ショーケースでの見せ方はイタリア風。 中／エビのフリットはイタリアで食べるのと同じ味がしてたまげました。 右／落ち着く店内。手入れのよさはさすが。開放感の大きめの窓。テラス席もあります。

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