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イタリアンキッチンツール vol.3 オリーブの木のまな板

イタリアのキッチンに、実は包丁が存在しません。なのに欠かせないのが木のまな板。それもそのまま食卓へ出せるのです。日本でも購入できます。

沈 唱瑛

執筆者:沈 唱瑛

イタリアンの基本ガイド

イタリアンキッチンツール vol.3

木のまな板
Tagliere

包丁がないイタリア台所事情

イタリアのマンマといえば、料理上手というイメージがあります。となるとキッチンには、すごい包丁がたくさんあって、使い分けているかと思われますが、これまた意外に包丁がないのです。ある家庭もありますが、ほとんどがなく、ギザギザのついた、それこそ食卓のミートナイフのようなもので、リンゴをむくようにザクザクと野菜を手のひらで切っていきます。まな板は? といえば、これはお肉をミンチする時に使ったりします。ミンチも包丁を使うのではなく、両手のついたミンチナイフを使ってざくざくと。
イタリアでは、お肉はお肉屋さん、お魚はお魚屋さんで食べやすい大きさにカットしてくれるので、それといって必要はなく、ミートローフのような出来上がったお料理は、基本的にミートナイフで切り分けます。
包丁はないのですが、2個も3個もあるのが、まな板。
この用途は、通常のお料理用(ミンチ等)、チーズ用、サラミ用と分けており、基本的には木が主流です。

素材感がアップするのがポイント

さてこの木のまな板ですが、サラミやチーズを切った後、そのまままな板ごとテーブルに出すのもイタリア式。この方が、「切り立て」という新鮮さと、素材感がぐっとアップするからです。
レストランなどでも、このサラミ類やチーズに関しては、木のまな板ごと提供されるところも少なくありません。まな板ごと出すなんて、ちょっと失礼じゃない? と思われがちですが、 木の存在感がどことなく美味しさと温かみを演出してくれます。


日本でも購入できます

木のまな板
オリーブの木の温もりが伝わります。
イタリア産の木のまな板は、なんと日本で、しかもオンラインショッピングでお買い求めいただけます。
それは、イタリア食材専門のベリッシモさんが、実際にイタリアへ赴き、買い付けたものです。こちらはオリーブの木を使っており、デザインはこの世に2つとないオリジナルなものなので、好きなフォルムを選べます。通常は丸型がイタリアの主流なのですが、こういった木の温もりが伝わり、一点ものとあれば、こちらの方がオススメです。
我が家でも使用していますが、木の香りが芳しく、温かみがあり、いつもの生ハムやサラミ、チーズの盛り合わせなどで使えば、ぐっと美味しい感じがアップします。
余談ですが、我が家の主人は「美味しそうに見せるのが上手な」このまな板になんでものせようとします。それだけ美味しそうに見えるのでしょう。

ホームパーティーなどで、生ハムなどでもてなす時、まな板をポンっとおけば、話題性もアップし、美味しさもさらにアップすることうけあいです。

オリーブの木のまな板はベリッシモさんサイトでお買い求めいただけます。
実際に生ハムをアレンジしてみました。こちらをどうぞ。


■■おすすめリンク集
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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