イタリア現地レポート
@ ペック☆ミラノ
ミラノ☆ペックでデリ三昧
Peck, a Milano dal 1883
イタリア ミラノのデリカテッセンといえば、なんといってもPECK(ペック)です。その品揃えの豊富さ、品質の良さはイタリアはもちろん世界各国の御墨付きです。
ペックは1883年にFrancesco Peckフランチェスコ ペック氏によって設立されました。はじめはドイツからのハム・加工肉を売るという目的の店でした。
しかし、とにかく品質にこだわっていたので、当時は「皇室御用達」の店で、なんと40種類の加工肉、ならびに3000の生ハム、6000のソーセージをかわらぬ品質で毎月納めていたのです。
1918年に経営はEliseo Magnaghi(エリゼオ・マニャーギ)に渡ります。彼が今のペックのあるスパダーリ通りにペックを移したのです。彼は非常に頭のいい人でした。彼はグルメの会として有名なSbafing
Clubのメインの活動場所として提供し、そのおかげで、ペックの品質よく、美味しいものを取り揃える店としてのイメージは急上昇したのです。
その後、ミラノを拠点として活動していたGrazioliの兄弟によって経営がかわり、今のように大きく展開していったのですが、彼等も、この品質を下げないように努力した結果、このように大きく展開しています。
このようにして、ミラネーゼ(アンボロジアーニ)、ならびにその名声を愛する世界の方々にに支持されてきました。それは品質のよさだけでなく、品揃えの豊富さにはどこのデリカテッセンも顔まけだと思います。少なくとも私が見てきたデリカテッセンの中ではピカイチだと思います。今ではペックの取り扱う製品は信頼、および美味しいということで御墨付きですので、世界各国の食にこだわる方々に愛され続けています。
もちろん、品質の良いペックのデリは店内横に設備されているキッチンで、多くのコックさんによって手作りの商品です。セントラルキッチンともいえるかもしれませんが、ここのデリだけのためのキッチンですので、手抜きや味のコントロールはペルフェット! (Perfetto:完璧) といっても過言ではないでしょう。