ムラッサーノが愛されたわけはそのインテリアだけではありません。実は、何といってもムラッサーノが、1925年に初めてパンを焼くという「トースト」の技術を利用して、イタリアに新しいサンドイッチとして「Tramezzinoトラメッツィーノ」として広めたのです。これまでトーストされたサンドイッチまたはホットサンドともいう場合がありますが、それまではイタリアにはありませんでした。ローカル食なので正確ではないかもしれないのですが、少なくともトリノにはなかったといえます。私が食したのは「Tramezzino
con Fontina e Prosciutto」で、香ばしく焼けたパニーノ(パン)の間に、とろけたヴァッレダオスタ州の名産フォンティーナチーズとプロシュット(生ハム)を挟んであり、これまた非常にBuono!(美味しい!)というもの。
また、他にもCioccolato
in Tazza speciale Casa(特製自家製チョコラータカルダ=ホットチョコレート)は、非常に濃く実に特別美味しく、こちらも同じく多くのトリネーゼ(トリノ人)に愛されています。
他にはない、ちょっと違ったカフェですが、上品に午後を過ごすことができます。
イタリアに行った際は、是非お立ち寄りください。
Caffe’
Mulassano
PiazzaCastello, 15
10123 TORINO
TEL: 011.547990
トリノはサッカー好きならご存知スクデットととったユヴェントスの本拠地でもあり、車Fiat(フィアット)の本社もあります。また歴史的に言うなれば、17世紀に華麗なサヴォイア王朝があったため、イタリアン・バロック様式の建築物が数多く見られます。郊外にはヴェルサイユのようなサヴォイア家のストゥピニージ宮殿など、多くの歴史的な見所があります。
トリノはミラノから電車インターシティで約1時間半、フランスニースからは3時間です。
カフェ発祥の地ヴェネツィア
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