イタリアワイン好きであれば、どなたでも御存知のはずのフレスコバルディ。もしろんこの名を知らなくても、LUCE(ルーチェ)といえば、わかる人もいらっしゃるのでは? 今回は、イタリアワインの作り手シリーズとして、第一弾をフレスコバルディにクローズアップしました。
トスカーナは、フィレンツェにフレスコバルディ宮はあります。フレスコバルディは、歴史をして12世紀にもさかのぼり、およそ700年の歴史を誇る名門であり、その一族の歴史は1000年にもなるといいます。
イギリスの王室よりチャールズ皇太子も、このフレスコバルディ家に滞在されたこともあり、皇太子がお誕生日には、フレスコバルディご夫婦でLUCEを持って、お祝に伺うそうです。基本的に、フレスコバルディ氏は貴族でいらっしゃいます。
この一家は、ワイン造りの他に、ラウデミアという名の気品高いオリーブオイル、木材、養豚、農作物を産出しますが、やはりなにはともあれワインが、世界に渡って有名です。
さて、それではフレスコバルディから、どのようなワインが出ているのか、御案内します。(以下、資料として『荒井基之のイタリアワインカタログ』(オータパブリケーションズ発行)
Brunello di Montalcino ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ ブドウ品種:ブルネロ種 小売価格:5400円 解説:ややオレンジ色を帯びた濃いガーネット色。バランスのとれた辛口タイプであり、後味にタンニンが残る。 |
Chianti Rufina Riserva キャンティ・ルフィーナ・リゼルヴァ ブドウ品種:サンジョヴェーゼ種主体 小売価格:2700円 解説:紫色を帯びた濃いルビー色。中程度の構成の辛口で後味に心地よい渋みが残る。 |
Pater Sangiovese パテール・サンジョベーゼ ブドウ品種:サンジョヴェーゼ種主体 小売価格:2100円 解説:粘着性があり、心地よい酸味のある軽めの辛口で、後味にほのかな渋みが残る。 |
Pomino "Benefizio" ポミーノ”ベネフィツィオ” ブドウ品種:シャルドネ種 小売価格:3600円 解説:黄色を帯びた濃い麦わら色。バランスの取れた、程よく苦味がある辛口ワイン。 |
他に‥