中国/中国基本情報

中国のエリアガイド(4ページ目)

日本の約26倍という広大な中国。そこには56種の民族が存在し、独自の生活を築いています。そのため、同じ国でありながら各エリアで景色も文化も全く異なるのです。ここでは、華北、東北、華東、華中、華南、西南、西北、特別行政区という8つのエリアごとに、それぞれの特徴と見所をご紹介します。

鈴木 晶子

執筆者:鈴木 晶子

中国ガイド

華東/上海市、山東省、江蘇省、安徽省
浙江省、江西省、福建省

上海

東方明珠塔をはじめ、高層ビルが林立する経済発展を象徴する陸家嘴地区

福建

福建省にある福建土楼

華東は、上海を中心として発展する商業地区です。古くは中国四大古都の一つ、南京がここ一帯の中心的存在でしたが、清朝末期、アヘン戦争に敗北後、上海が南京条約によって開港。イギリスやフランスなどの租界が作られ、極東最大の都市として発展しました。一時期、広州や深センの勢いに押され気味でしたが、現在、中国最大の都市としての地位を奪回。中国きっての国際都市として発展し続けています。

■気候
季節がはっきりとしていて、夏が蒸し暑く、冬でもマイナス10度にはならないという日本の本州に近い気候です。

■言葉
北方の言葉に近い山東語や、上海一帯で話される呉語、福建省で使われる●語など、多種多様。普通語とは外国語ほどの違いがあります。
●門構え+虫

■性格
華東を代表する上海人には「自分たちこそ中国一の都会人」という自負があり、他の地方の人たちを見下しがち。なので、「自分たちこそナンバーワン」と思っている北京人とそりが合いません。

■観光事情
西DI

明清時代の民家が残る西逓村

華東きっての観光スポットといえば上海。アジア一の高さを誇る東方明珠塔、租界時代のヨーロッパ風の建築物が残る外難(バンド)、明代の庭園だった豫園といった観光地のほか、マッサージやエステ、ショッピングなど、様々なスタイルの旅を楽しむことができます。(上海の詳細は「All About上海」を参照ください)もちろん、上海以外の地域も見所満載! 主なものに、孔子の故郷を訪ねる曲阜ツアー、三国志の呉の孫権の足跡を追う蘇州ツアー、古都を偲ぶ南京ツアー、中国一の名山を登る黄山ツアー、陶器の産地を訪ねる景徳鎮ツアー、青島ビール祭りなどがあります。

<世界遺産>
万里の長城(山東)、曲阜の孔廟・孔林・孔府(山東)、泰山(山東)、廬山(江西)、三清山(江西)、蘇州古典園林(江蘇)、安徽省南部の古代集落群-西逓と宏村(安徽)、黄山(安徽)、明孝陵・常遇春墓・仇成墓・呉良墓・呉禎墓・徐達墓・李文忠墓(江蘇)、西湖文化景観(浙江省)、福建土楼(福建)、武夷山(福建)、中国丹霞(福建泰寧、江西竜虎山・亀峰、浙江江朗山)
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