福寿草の管理の仕方

フクジュソウ
次々に花が咲き、葉も伸び出す
福寿草は、お正月を前にして師走の頃に購入される方が多いかと思います。こうした株は、新年に合わせて開花するようにビニールハウスなどで開花調節されたものになります。 地域により差はありますが、自然の状態では2月から4月頃の開花となります。

この場合の観賞時は、できるだけ日の当たる窓辺などに置いて管理します。福寿草は日光が当たると開花し、日が沈むと花が閉じる性質があります。このため、日の差さない場所では、花が開きにくくなります。また、耐寒性は強い植物ですが、凍らせないように注意しましょう。

水やりは、鉢土が乾いたらたっぷり与えます。特に花が咲いているときは、適度な水分が必要ですから、乾燥させないよう注意しましょう。ただし盆栽仕立てや化粧鉢に植えられたもので、表土に化粧砂などが敷き詰められていると、鉢土の渇き具合がよくわからない場合があります。このような時は、竹串を挿しこんで湿り具合を確かめると良いでしょう。不安な方は、土中の水分を計るインジケーターのついた「土壌水分計」も市販されています。

フクジュソウの葉
花が終わる頃には葉が旺盛に茂るが、これも夏には消えてしまう
はじめは数輪だった花も、次々と開花して、次第に数が増えていきます。花がらは、こまめに摘み取りましょう。この後ひと月もすると花が絶え、茎葉が伸びてきます。この段階になったら、鉢は日向から半日陰へ移しましょう。旺盛に茂った葉も、夏にはその姿を地上部から消して休眠に入るので、以降は日陰で管理します。水やりは、鉢土が乾いていたら与えましょう。

花後は、庭に植えかえて管理しても良いでしょう。その場合は、夏の間は日陰になるような場所を選んで植え付けます。また、夏に地上部が消えてしまうので、どこに植えたか分からなくなってしまわないよう、プラントマーカーをつけておきましょう。

また、正月用に作られた浅鉢の盆栽などでは、植え込みの際に根を切っている場合もあります。こういったものは花後なるべく早く庭に植えるか、根が充分張れるだけの深さがある鉢に植え替えてあげましょう。なおいずれの場合も、植え替えの際は根を傷つけないように注意します。

肥料は、花後に緩効性肥料を与えるか、花後~地上部がなくなる6月頃まで7~10日に一度の割合で1000倍に希釈した液肥を与えます。

福寿草の殖やし方

フクジュソウの蕾
購入の際は、蕾の多いものを
福寿草は、株分けと種まきによって殖やすことができます。株分けは3~4年に一度を目安に、植え替え適期となる11月頃に行います。根を切らないように深く掘り起こして、一株3~4芽くらいに分けて、堆肥をすき込んだ用土に根を乾かさないようすばやく植え付けます。種まきの場合は、採ってすぎにまく「とりまき」が適しています。

これから楽しむ方へ

これから福寿草を育ててみたいという方は、以下のポイントに注意しましょう。 まず購入時は、基本的な苗の選び方+できるだけ蕾がたくさんついているものを選びましょう。また、浅い鉢に植えられたものは根を切っている可能性があるので、深さのある鉢に植えられたものの方が長く楽しめるでしょう。

次に、開花後の管理が重要です。福寿草は、根を傷めたり乾かしてしまうと、大きなダメージを受けます。この点に注意して、しっかり株を太らせれば、来年もまた花をつけてくれるでしょう。

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