ニーズが新製品を生み出す

プランター
重い石材のように見えるポットも、特殊素材で持ってみると意外と軽い
ガーデニングが普及するにつれ、グッズや資材を取り扱う小売店も増え、それとともにそこで働く女性の数も増えました。
取り扱うのは種や球根ばかりでなく、重い土や肥料、そしてそれを入れるための寄せ植えコンテナやプランター…女性にはなかなかの重労働です。
「重厚な質感を保った、軽いコンテナがあれば…」そんなニーズから生まれたのが、画像にある株式会社グリーンポットのコンテナたちです。
また、インドアガーデニングの普及に伴って「室内を汚さない土」へのニーズも高まっています。
従来品ではハイドロボールやカラーサンド(色砂)といった商品がありましたが、私が注目したのは、有限会社ポパイランドの商品。
ここでは「アクアソイル」、「エアーソイル」といった粒状の人工土壌や、カラフルな粒状肥料「カクテルボール」を展示していました。これらはすべて生分解されるという、環境に配慮した製品でもあります。
フェア会場内
毎年数多くの業者やバイヤーが集い、各ブースで盛んに商談が交わされる

そしてもう一点は、「手軽に楽しみたい」というニーズに応えた商品。
三興建装株式会社の「花いずみカセットリース」という商品は、どんな初心者でもハンギングリースを楽しめるというもの。
植え込みは、買ってきた苗をポリポットから抜いて、ポンポンとカセットに入れるだけという手軽さです。
しかも、どれか一つ苗が枯れてしまった場合でも、そのカセットの苗だけを取り替えればOKというのも、初心者には嬉しいところです。


おすすめ植物は?

足元注意
画像はレンガから顔を覗かせる、アサギリソウとアジュガ
会場内では人気の多肉やエアプランツを取り扱うブースがあったり、華麗な蘭やちいさな山野草の姿も見えました。
そんな中で私が注目したのは、有限会社角田ナーセリーの「足元注意!」です。 いえ、頭上注意とかの警告板ではなく、苗につけられたポップが「足元注意」なのです。
早い話が、芝生ではないグランドカバー・プランツを売り込んでいこうというわけです。
コロセウム・アイビー、グレコマ、アジュガ、ラミューム、アサギリソウなどは東北でも露地で越冬できるので重宝なアイテムです。
ただ最近出回り始めた葉色がゴールド系のアサギリソウは、まだ価格がこなれていないようなので、これからに期待ですね。

シクラメン
画像右端の蕾が、形を保ったまま徐々に膨らんでいく
もう一つ気になったのは、有限会社大栄花園のシクラメン「T.ROSA」です。画像ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、これで開花した状態だそうです。
こちらでは主にシクラメンの生産・育種を行なっていて、シクラメン品評会では数々の賞を受賞されているのだそう。「プリティープリンセス」や「プリマドンナ」は、皆さんもご覧になったことがあるのではないでしょうか。

他に、株式会社芳樹園の「インビトロガーデン」といった「卓上ガーデニング」のアイテムも気になるところ…。

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