ダブルデッカーのやり方

ダブルデッカーのやり方
ここ数年、ガーデニング関連の雑誌やテレビでも紹介されているので、「あぁ、アレか」と思い当たる方も多いことでしょう。

大きさが違えば覆土の量も違うので、その意味でもダブルデッカーは利にかなっていますね。
ちなみに三段植えは「トリプルデッカー」、とても豪華になります。
情報として見たり聞いたりしたことはあるけど、実際に挑戦してみた事はない…という方のために、植えつけ方法を簡単にご説明しましょう。
準備するもの

球根は開花期と開花時の草丈を吟味して、数種類準備します。
(植える品種にもよりますが、10号鉢でしたら球根は20~30球くらい植え込みます)
※今回は8号鉢に、草丈の異なるチューリップ二種と房咲き水仙、クロッカスで24球植え込みました。
植えつけ方法

開花時の草丈を考慮して大きい球根を配置し、球根の頭が見え隠れする程度まで培養土をかぶせます。
その上に一段目の球根の真上にならないよう小さい球根を配置し、培養土を入れます。
後は、土の表面が乾いたら水やりするのを忘れずに、戸外で管理します。
※一段目の高さは、(鉢の深さ)-(ウォータースペース)-(球根の高さ×2)が目安です。
草丈の異なる組み合わせ
開花期が同じチューリップでも、草丈の低いもの、高いものと、いろいろな種類があります。球根についているラベルを参考に取り揃えて、開花時の姿をイメージして植え込みましょう。
*チューリップの品種例(いずれも中生咲き)
![]() |
![]() |
ライラックワンダー (草丈低) |
クルシアナ・クリサンサ (草丈低) |
![]() |
![]() |
黄小町 (草丈中) |
ホワイト・トライアンファター (草丈高) |
開花期の異なる組み合わせ
球根植物は比較的花期が短いものですが、ダブルデッカーで開花期の異なる品種を入れると、一鉢でも長く楽しむ事ができます。一品種では一ヶ月くらいしか花が楽しめない球根植物も、開花が少しずつずれるように考えて組み合わせると2、3ヶ月は楽しめるというわけです。
*組み合わせ例
・クロッカス…3月
・ムスカリ…3~4月
・早生チューリップ…3~4月
・中生~晩生チューリップ…4~5月
球根以外の植物を入れた組み合わせ

春の開花時を見越して、あらかじめコニファーやグランドカバーになる植物を一緒に植えておけば、いまから楽しめます。
例えば、バックにコニファーを植え、春にはその周囲にチューリップやムスカリ、クロッカスが咲くように配置します。
さらにグランドカバーとして、常緑のアイビーなどをさして完成。
アイビーはワイヤーに絡ませてトピアリー風にしたり、ピックを飾っても可愛いですね。
※一緒に植え込む植物は、霜にも耐えられるものを選びましょう。
春の開花期をイメージしながら、さまざまな組み合わせで楽しんでみましょう!
【関連記事】