香味野菜の冷凍&解凍方法
ネギやにんにく、しょうがなどの香味野菜は料理に不可欠だけれど、一度にたくさん使うわけではないので、毎日自炊をしている人でも余ってしまい、困ることがあります。でも、上手く冷凍すれば、風味をあまり落とさずに、すぐに使いやすい状態で保存ができるので、とても便利です。ここではしょうがを例に紹介しますが、その後の調理法によって、いくつかの方法で保存しておくといいでしょう。 。
凍ったまま、すりおろして
乾燥に弱いしょうがは、そのまま置いておくと、しなびてしまうことがあります。ラップに包んで、丸のまま冷凍します。煮込み料理のにおい消しとして、凍ったまま使えます。凍ったまま、すりおろして使うこともできます。
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煮込み料理、炒め物などに
薄くスライスしたものをラップに包んで、冷凍します。炒め物や煮込み料理などに凍ったまま使えます。
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料理に合わせて、千切りやみじん切りに
千切り、みじん切りを小分けにし、ラップに包んで冷凍します。炒め物や煮込み料理などに。凍ったまま使えます。
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薬味などにすぐに使える
すりおろしたものを小分けにし、ラップに包んで冷凍します。炒め物や煮込み料理には凍ったまま、和え物や薬味などには解凍してから使います。
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にんにくや生姜はしなびてしまう前に冷凍してしまうのが◎。切ったりおろしたりして冷凍すると使いやすいです
■ネギ・みょうが
みじん切り、もしくは小口切りにして、しっかりと水気を切り(水気が残っていると、固まりすぎて使いにくくなります)、フリーザーバッグに入れて冷凍。完全に冷凍されてしまう前に、一度手でほぐしておくと、少量ずつ使いやすいです。薬味には解凍してから、炒め物や煮物には凍ったまま使います。
■三つ葉
適当な大きさに切り、水気を切ってから、ラップに包んで冷凍します。やや風味は落ちることも。薬味や和え物にするなら解凍してから、汁物に入れるなら凍ったまま調理します。
■シソ
一枚ずつ薄くラップに包み、フリーザーバッグに入れて冷凍します。凍ったまま、千切りやみじん切りにすると切りやすいです。和え物や酢の物、薬味などにするときは解凍してから、汁物に入れるなら凍ったまま調理します。
■パセリ
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料理や彩りや香りづけに使いたいパセリ。でも、一人暮らしではなかなか使いきれません。余ったら、冷凍保存してしまうと、無駄にしません
■柚子
皮の部分を冷凍すると、薬味として使えます。使いやすい大きさに剥いて、小分けにしてラップに包み、フリーザーバッグに入れて冷凍します。 サラダや和え物にするなら解凍してから、汁物に入れるなら凍ったまま調理します。
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暑い夏はどうしても野菜が早く傷んでしまいやすいですが、面倒でも一手間かけて冷凍保存し、最後まで無駄なく食べきれると、節約にもつながります。特に香味野菜はその量のわりには値段が高く、一度に使い切れないことも多いので、買うのをためらいがち。かといって、入らないと物足りないものなので、余ったら、すぐに冷凍をしてしまうのがおすすめです。
それぞれの食品ごとの冷凍保存方法は、『冷凍保存で美味しいひとりご飯』『ラクチン&美味しい冷凍保存 お肉編』『葉野菜・根菜・キノコ類の冷凍保存』『ラクチン&美味しい冷凍保存 魚介編』『お米・パン・パスタ・麺の冷凍保存』『ラクチン&美味しい冷凍保存 製品編』にまとめてあります。そのまま冷凍できるもの、また一手間加えて冷凍するといいものなど、一人暮らしの食事がもっとラクに美味しくするヒントをお届けしています。 併せてご覧ください。