肉類の冷凍保存

肉類は冷凍保存しやすい食材。冷凍保存の方法を知っていれば、安いときのまとめ買いもOKです

健康のためには、バランスのよい食事をすることはとても大事。でも、忙しい一人暮らしにとって、毎日きちんと自炊をするのは、面倒だったり、大変だったり。また、一人分の材料は無駄が多いと考える人もいるかもしれません。

そこで活用してほしいのが冷凍保存。食材の無駄をなくし、調理時間を短縮するために、知っていてほしい知識をお届けします。今回はお肉の冷凍保存の方法をご紹介します。

お肉の冷凍保存方法

肉類は基本的に生のまま、冷凍することができます。一人暮らしの場合、大きめのパックを買ってきたら余ってしまうというのもよくあること。使いきれなかった分は、一回分に使う量を目安に小分けして、ラップに包んで、フリージングバッグに入れて冷凍保存しましょう。バッグ内の空気をしっかりと抜いておくことが美味しさを保つ秘訣です。冷凍していれば長期保存が可能ですが、鮮度は次第に落ちていきます。二週間を目処に食べ切るようにしてください。

長期保存をすると鮮度が落ち、冷凍庫の匂いが移って味が落ちることがあります。ニンニクや生姜などの香味野菜を使ったり、濃いめの味付けにすると気になりにくいです。ガイド記事『冷凍保存で美味しいひとりご飯』にも注意点が紹介されているので、ぜひ併せてご覧ください。

肉類の冷凍保存

パックのままはNG

1.
買ってきたパックのままの状態で保存すると、容器の間にある空気によって傷みやすくな

 
肉類の冷凍保存

一回に食べる量ずつ

2.
ラップの上にできるだけ薄く、重ならないように並べます。一回分使う量を目安に小分けに包むのがポイント。

 
肉類の冷凍保存

空気が入らないよう

3.
ラップ内に空気が入らないように、ぴったり包みます。

 
肉類の冷凍保存

平らにして冷凍

4.
フリーザーバッグへ入れて、このまま平らな状態で冷凍庫の中へ。凍ったら、立てて保存をしてもOK。2週間程度で食べるようにしましょう。

 
肉類の冷凍保存

内容物がわかるように

5.
肉類は冷凍されると、中身の見分けがつきにくいことがあります。フリージングバッグに日にちと内容物を記載しておきましょう。買ってきたときに使われていたラップでそのまま包むと、いつ何を買ってきたものかもわかりやすいです。

 
■ドリップが出てしまっていたら、拭き取ってから
肉から出る赤い液体のことをドリップといいます。肉類を買うときにドリップがたくさん出ているものは鮮度が落ちている可能性が高いので、避けた方がベター。冷凍しようと思う肉にドリップや水分がついているときは、清潔なキッチンペーパーなどで拭き取ってからラップでくるみます。水分がくさみにつながります。

■薄切り肉は重ならないように
薄切り肉は面倒でも重ならないように薄く並べて冷凍します。素早く冷凍および解凍ができるため、鮮度や味が保てます。重なった部分が変色しやすいので注意。

■挽肉や細切れは早めに
挽肉や細切れなども冷凍可能ですが、肉同士の隙間に空気が入ってしまういるため、傷みが早いです。早めに食べるか、調理した上で保存することをおすすめします。お肉料理の保存方法は次のページで。

■ソーセージ・ハム・ベーコンなどの加工肉も
加工肉も同じように冷凍することができます。一回分ずつラップに包んでおきましょう。

美味しく食べるための上手な解凍方法

肉類の冷凍保存

急ぐときは電子レンジ。でも、解凍しすぎにならないよう、短時間ずつ、よく見ながら、加熱してください

冷凍したお肉を美味しく食べるためには、じっくりと時間をかけて解凍し、半生の程度の状態で調理するのがベストです。完全に解凍されてしまうと、肉から出る水分(ドリップ)とともに旨みも流れてしまいます。

おすすめは冷蔵庫解凍。朝使うなら寝る前に、夜使うなら出かける前に、冷蔵庫に入れて、ゆっくりと解凍させます。また、フリージングバッグのまま、氷水に入れて解凍すると、ドリップは抑えつつも、冷蔵庫より早く解凍されます。肉の量にもよりますが、冷蔵庫では半日程度、氷水解凍では数時間はかかります。

冷凍しているものをすぐに使いたいというときは、流水解凍という方法があります。フリージングバッグのまま、溜めた水、もしくは流水にあてて解凍すると、ドリップが出にくいですが、短時間で解凍可能。量に寄りますが、数十分で解凍可能。

それよりも急ぐという場合は、電子レンジを使いますが、ドリップが多く出て味が落ちたり、時間が長すぎると肉が加熱されてしまうため、注意が必要です。解凍するときはラップをとり、キッチンペーパーを敷いた上にお肉を置きます。電子レンジの「生解凍」の設定、もしくはレンジの弱(200W)で短時間ずつ様子を見ながら加熱し、解凍すぎないようにします。回転皿のある電子レンジの場合は、加熱むらが出ないよう回転皿の外側に置きましょう。解凍の目安は100gで1分30秒程度ですが、お使いの電子レンジによって異なりますので、調整をしてください。

なお、凍ったまま使うのは避けてください。火の通りが一律にならず、美味しく食べられません。特に挽肉や細切れなどは肉同士がくっついてしまい、思ったとおりの料理ができないことがあります。

次のページでは、お肉料理の冷凍方法をご紹介します。さらに美味しく食べるためのヒントも。>>次のページへ