その他魚介類の冷凍保存方法
貝や魚卵、イカやエビなど、その他魚介類の冷凍保存の方法について紹介します。鮮度がよいうちに冷凍してしまえば、魚より味も落ちにくく、解凍後も美味しく食べられます。余ってしまったら、早いうちに冷凍してしまいましょう。いずれも二週間を目処に食べるようにしましょう。■貝類(あさり・しじみ・はまぐりなど)
貝類は冷凍に向く食材です。そのまま冷凍OKで、凍ったまま調理OKです
塩抜きをして、よく洗っておきます。 水気をとってからフリーザーバックへ。空気をしっかりと抜いてから、できるだけ平らにして冷凍庫へ入れます。
・食べ方は…
解凍せずに、凍ったまま使います。お味噌汁やスープ、スパゲティ、酒蒸しなどにそのまま入れて、いつも通りに調理してください。「死んだ貝は口が開かない」と言われていますが、実は開くかどうかは貝の生死には関係ありません。解凍されてくれば、自然に口が開きます。
■魚卵(たらこ・いくらなど)
・冷凍方法は…
たらこは一腹ずつ、いくらは食べる量ずつ小分けにして、ラップに包み、フリーザーバックに入れて冷凍します。醤油漬けなどの味付けをしてからでも冷凍可能。
・食べ方は…
解凍してから使います。たらこを焼いて食べるときは、凍ったまま焼いても大丈夫です。
■イカ
イカは捌いて内臓を取り除いてから冷凍。調理に合わせて、使いやすい大きさに切っておきましょう
ワタ・骨・皮を取り、胴体・ゲソなどに分けます。水分をよく拭ってから、ラップに包み、フリーザーバックで冷凍します。その後の調理が決まっているときは、胴体を開いておいたり、輪切りにしたりして冷凍すると便利です。イカフライにするときは衣をつけてから冷凍することも可能。
・食べ方は…
解凍してから使います。衣をつけたフライは凍ったまま揚げます。
■エビ
・冷凍方法は…
剥き身でも、殻つきでも冷凍できます。生のエビは背わたを取ります。水分をよく拭い、ラップに包んで、フリーザーバッグで冷凍します。ただし、市販されているエビは冷凍物や解凍物が多いです。一度冷凍されていたものであれば、再冷凍するときは火を通してから保存するようにしてください。エビフライにするときは衣をつけてから冷凍することも可能。
・食べ方は…
解凍してから使います。衣をつけたフライは凍ったまま揚げます。
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「一人暮らしでは、魚をあまり食べない」という話をよく聞きます。値段が高いことや処理が面倒なこと、どうやって扱っていいのかわからないという人もいるのかもしれません。でも、魚に含まれる栄養は身体に必要なものが多いです。冷凍保存も上手に活用して、意識して食べるように心がけましょう。
一人暮らしに冷凍テクニックは必須。上手に活用できるようになると、自炊もぐんと楽になりますよ。毎日は難しい人でも少しずつ挑戦してみてくださいね。
それぞれの食品ごとの冷凍保存方法は、『冷凍保存で美味しいひとりご飯』『ラクチン&美味しい冷凍保存 お肉編』『ラクチン&美味しい冷凍保存 野菜編その1』『ラクチン&美味しい冷凍保存 野菜編その2』『お米・パン・パスタ・麺の冷凍保存』『ラクチン&美味しい冷凍保存 製品編』にまとめてあります。そのまま冷凍できるもの、また一手間加えて冷凍するといいものなど、一人暮らしの食事がもっとラクに美味しくするヒントをお届けしています。 併せてご覧ください。