引越後隣人にあいさつに行くのはマナーだと思うけれど、ちょっと恐くない? さて、どうしたらいいのでしょうか?
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約60%が「あいさつに行かない」という結果に
過去に行なった「引越後、ご近所にあいさつに行きましたか?」というアンケートの結果によると、「あいさつに行かない」という回答が圧倒的に多くなりました。一人暮らしではご近所づきあいをすることなく、生活の時間がずれると何年か暮らしていても顔を合わせることさえめったにないということも少なくありません。長く住む予定がないので、そこでご近所づきあいをする必要性を感じないという人もいます。また、女性の場合は、あいさつをすることで「一人暮らしの女性である」ということを知られるべきではないとも言われます。
また、一人暮らし向けの物件ではあいさつに行って、インターフォンを鳴らしても、室内に人がいる気配はするのに出てきてくれないという話もよく聞きます。確かに防犯上、突然の訪問客に対応する方が危険であったり、またカメラ付きインターフォンも普及しているため、あえて見知らぬ人に対応することも少なくなっているようです。
あいさつはマナー。でも、防犯面に心配も…
生活リズムが違うと、隣の住人であっても、めったに顔を合わさないこともよくあります。
あいさつをしておけば、ご近所がどのような人が住んでいるかを知ることができ、安心できる点もあります。例えば「仕事が夜遅いので、もしかすると夜中に音が響いてしまうことがあるかもしれませんが…」と伝えておけば、多少物音がしても「仕方がないな」とトラブルが回避できることもあるでしょう。
また、普段から親しくお付き合いをしていれば、「隣から普段は聞こえない物音がする」「何日間も隣の人の姿が見えないから何かあったのかもしれない」などで様子を伺ってくれたり、通報してくれたりといった防犯機能も働くこともあります。地震など大きな災害の際にも、ご近所同士でお互いの安否確認や救助、助け合いができると安心です。
しかし、現在の社会ではお互いに付き合いを深めることに抵抗を感じる人も多く、残念なことにどういった人物が住んでいるか知られることで、逆に犯罪に巻き込まれることもゼロではありません。一人暮らしの女性であることが知られた時点で、近所に住む男性からストーカー被害を受けたり、いやがらせに合ったという話も耳にします。
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