■ Interview : インテリアコーディネートガイド菅野民子さん |
菅野民子さん All About インテリアコーディネートガイド(プロフィール) |
ソファは、ただ“座る”だけの道具ではない
ソファというと、日本では“座る”道具としてのみ使われていますが、ソファが生まれた欧米ではもっと多様な使われ方をしています。座ってよし、寝てよし、足をもたれかけてもよし。お茶や食事を楽しんだり、大きなソファの上ではホームパーティをすることもあります。家具そのものに「こうだ」という固定観念がなく、使い方は住んでいる人が決める。欧米では、インテリアと生活はもっと密着したものなのです。
ソファや椅子を購入したら、単に“座る”だけではなく、自由な発想で新しい座り方や使い方を試してみてください。身をすっかりとゆだねてしまったときの開放感、包み込んでもらえているような安心感…自分のためだけに買ったお気に入りのソファ・椅子を、ひとり暮らしの生活の中で思う存分活用してほしいと思います。
ソファ・椅子を購入するときのポイント・注意点
● たくさん見て、たくさん座るEASY CALIN Design:Pascal Mourgue \223,650(税込) |
また、どれが本当に合うのかを知るためにも、いろいろなお店でたくさんのソファ・椅子を見て、たくさん座ってみてください。衝動買いは厳禁。せっかく自分へのご褒美にするのなら、本当に納得できるものを見つけたいですよね。
● 一生モノと考えるなら、メンテナンスができるお店で
ソファ・椅子は普通17、18年程度で寿命が来ます(※)。ただし、カバーやクッションなどを交換することで、その寿命を延ばすことは十分に可能ですので、その後のメンテナンスをきちんと行ってくれるお店で購入することをおすすめします。
メンテナンスまであるような家具は高いように感じられるかもしれませんが、一般的に手頃な価格3~4万円で売っているようなソファは、1年程度でクッションが傷んできます。一生モノと考えて、最初から良いものを購入しておいた方が最終的には得になるとも考えられます。
※ 今回紹介したligne rosetの商品を保証するものではありません。
● 購入するときは部屋のサイズを確認しておく
ソファなどの大きな家具を購入した際に、せっかく買ったのに部屋に搬入できないというケースが時々あります。ショールームやショップで見ていると、それほど大きく見えなくても、実際に搬入しようとするとドアや階段が通れないこともあります。
ソファなどの大きな家具を購入した際にあらかじめドア・玄関・階段・エレベーターなどの大きさを測っておいて、お店の人に伝えておきましょう。
あるテレビ番組を見ていたら、こんなことを言っていました。自分へのご褒美として、高価なものを買う人は負け犬度が高い…。
結婚とご褒美が本当に結びつくかはよくわかりませんが、確かにこんな贅沢は自分のお金を自分の好きなように使えるシングルだからできること。ただし、自分とともに歳を重ねていける一生モノの家具ならば、その後の人生で結婚してもしなくても、決して無駄にならないのではないでしょうか。
今回ご協力いただいたインテリアコーディネート菅野民子さんのガイドサイトでは、素敵なインテリアグッズを多数紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
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