引越業者にもそれぞれ特徴があります。どの業者を選べばいいのか、メリットやデメリットを知っておきましょう
「引越業者にお願いしたらいいの? それとも自分で引っ越す?」と悩んでいる方は、ぜひ『引越の方法を決めよう』からお読みください。また、この先の引越作業の流れなど、その他の情報は、『引越業者への見積もり依頼の方法』『引越前の上手な荷造りのコツ』『引越前日・当日の準備と流れ』『引越にまつわる連絡と手続』『引越で近所へのあいさつは必要?』にもあります。併せてご覧ください。
引越業者それぞれのメリット・デメリットと料金
数ある引越業者の中から一社を選び出すための目安として、テレビCMなどでも名前をよく耳にする「大手引越業者」、地元に密着したところが多い「中小引越業者」、赤帽などでも有名な「軽貨物運送業者」という形に大きく3つに分け、サービス内容や料金等のメリット・デメリットについて解説します。大手引越業者は訪問見積もりをすることが多いです。荷物の量を確認してもらえるので、あとから請求される心配はありません
【メリット】
・ 梱包・養生がしっかりなされる
梱包材が豊富に用意されており、壁や床の養生にも丁寧に気を配ってくれるので、新築物件に引っ越す場合や、絶対に傷つけたくない高価なもの(美術品)がある場合にはおすすめです。
・ 対応エリアが広い
全国各地に支店があるところが多いです。
・ 保障やサービスが充実
万が一、傷や破損といった事故に遭ってしまった場合にも保障がしっかりと定められています。また、梱包・搬出・搬入といった一般的な引越作業以外にも、エアコンの取り付けや粗大ゴミの処分といったオプショナルサービスが豊富です。
【デメリット】
・ 値段が高い
荷物が少ない一人暮らしの引越では、割高な印象を受けることも。
【料金】
・ 見積もりは自宅まで訪問
実際に営業マンが家まで訪問し、荷物量や搬出経路等を確認し、見積もりを算定するところがほとんどですが、時に荷物が少ない一人暮らしの引越であれば、電話やメールのやりとりだけで見積もりを出すこともあります。
・ 値引きは難しい
何社か見積もりをとった上での交渉でなければ、値引きはなかなかありません。その場にティッシュペーパー等の手土産や荷造り用のダンボールなどを持参されて、断りにくくなることも。
・ 追加料金はなし
あらかじめ作業内容やオプショナルを確認するため、当初の予定とは異なることをお願いしなければ、見積もり額以上の追加料金などを請求されることは少ないです。
スマホなどから見積もりをもらうことが可能。在宅時間が少なかったり、部屋に知らぬ人を入れるのが不安な人にとって、良い面もあります
【メリット】
・ 大手に比べて値段が安い
サービスが大手とそれほど変わらないにも関わらず、値段がリーズナブルなところもあります。
・ 値引き交渉も可能
混雑する日にちや時間を避けると、大幅な値引きをしてもらえることも。
【デメリット】
・ 梱包・養生がまちまち
大きな家具・家電などの梱包はされますが、物によってはそのまま運ばれることも。
・ サービスの質が一定していない
大手業者に比べると、業者や営業所、担当者によって、サービスの質に大きな差があります。事故の場合の保障、追加料金の有無など、見積もりの段階できちんと確認する必要があります。
【料金】
・ 電話やインターネットで見積もり可能
電話やインターネットで見積もりを出してくれるところが多く、料金の目安がつけられます。その段階では概算として、その後、実際に訪問して正式な見積もりを出すところもあります。ただし、実際に荷物量等を確認しない場合に、実際に引越作業をすすめてから追加料金が必要となることもあり、トラブルにならないよう注意が必要です。
次のページでは、中小引越業者と軽貨物運送を使った引越のメリット・デメリットと、その料金について紹介しています>>次のページへ