梅雨ならではの楽しみ方・やっておきたい家事をご紹介!
雨の日はガイド宅のアジサイもうれしそうです
<目次>
6月6日は梅の日・梅しごと
梅の実が青くふくよかに育ったこの時期は、梅干、梅酒、梅シロップなど梅しごとの時期です。梅は三毒(矢部物、水、滅液にたまった毒)を断つといわれ、古くから健康食として食べられてきました。新しいところでは、2006年に6月6日は梅の日に制定されたとか。天文14年6月6日に和歌山県の賀茂神社例祭にて奈良天皇が梅を献上したという故事にちなんで2006年に制定され、梅にまつわる行事が各地でおこなわれているようです。
どちらにしても梅しごとが楽しい時期ですね。梅しごとについては、ガイドの本『おばあちゃんの歳時記 暮らしの知恵』にもありますので機会があればごらんください。
雨音を聞いたり、夏至をキャンドルで過ごしたり
たまにはゆったりと、雨音や雨粒のようすも楽しみに変えて。しずくやアジサイをかたどった和菓子をいただいたり、逆にさわやかな感じのする食器やインテリアをそろえたり、気分を変える工夫も大事です。ところで6月21日ごろの夏至は一年で一番お昼間の時間が長い日。
かつて行われていた夏至の夜の恒例イベント『100万人のキャンドルナイト』では、夜の2時間、電気の照明を消してキャンドルの明かりだけで過ごすことを推奨していました。スローな暮らしやエコを考えたり家族とお話したり、ゆったりした時間を作るきっかけになります。
ハーブやお花を増やしたいならこの時期に
雨が似合うアジサイや花菖蒲は毎年のお楽しみ。また、草花の挿し芽が成功しやすいので、増やしたいハーブやお花はこの時期に。お友だちとハーブ交換をして増やすのも楽しいですよ。数年前の梅雨に育てはじめたキャベツの芯はなんと一玉になりました |
梅雨だからこそラクにできる家事
キッチンのコンロまわりなどキツい油汚れ、本当は年末の大掃除でなく夏にするとよいといわれます。気温が高い方が油汚れがゆるんでラクに落とせるからです。でも暑い夏にコンロまわりの大掃除をする気力はなかなかおきないもの。ならば夏ほどではないけれど冬よりは暖かい梅雨の時期に、やっつけてしまうのもよいかもしれません。同じ家にいるのなら、一仕事やって気分スッキリできれば一石二鳥! ただし、水を使う仕事なので換気はしっかりと。
夏ものに衣替え
夏本番を前に、春ものからの衣替えを考える時期。といっても、まだ肌寒い日もあるし、冷房対策のための衣類も考えないといけませんね……収める衣類があれば、入梅前に洗濯してカビにやられないように!暑さ対策はいまのうちに
梅雨が終わればきびしい暑さがやってきます。涼しいいまのうちに対策を。 エアコンのフィルターをきれいにしておく、扇風機や簾(すだれ)を出す、夏物カーテンにかえる、熱や紫外線をカットするシートを窓に貼るなど、できることをしておくと、暑くなったときにラクですよ。食中毒に注意
食中毒の話題が増える時期。食中毒注意報は10月ごろまで続きます。冷蔵庫や食品庫に古い食材が眠っていないか、改めて点検を!お弁当づくりをする人は気配りを念入りに。キッチンの清潔は忘れずに保ちましょう。湿気対策
湿気対策は万全に
■水周りに水滴を残さない
【お風呂】ひざの高さくらいから下がもっとも汚れがたまりやすくカビが出やすい場所。
入浴後は体を拭いたついでに、そのタオルで洗い場や壁、床などの水滴を拭いて出るとカビ予防に効果が大きく、お手入れがラクです。
【蛇口まわり】キッチンや洗面所など、蛇口の根元はカビが出やすい場所。使ったついでに、古歯ブラシでシュシュっと汚れをかきだしたり、古い布を小さく切ってミニ雑巾にし、使った後に拭いて捨てるクセをつけてるとラク。
■湿気がこもるゾーンに風の道をつくる
雨の日や外出時におすすめな心がけは、クローゼットや押入れ、靴箱などの扉をすき間程度でも開けて出かけること。湿気のこもりがちな場所にも風の通り道を作ってあげることで、カビが防げます。
■カビ好みのものをカットする
カビが育つ条件は、湿気+温度+栄養。気温と湿気がすでにカビ好みの梅雨は、栄養源になる食べ物やホコリ、汗や垢などをせめてカット! 冷蔵庫や靴箱、洗濯物はこれら栄養の宝庫です。
晴れ間には風を通す
湿気のたまりやすい場所……お風呂やトイレのほか、押入れやクローゼット、靴箱、キッチンや洗面所、収納庫、などには、梅雨の晴れ間に風を通しましょう。これらの扉を開けて、家の対角線上、2ヶ所以上の窓を開け、換気扇をまわします。なお、雨の日の換気は、湿気が入ってくるので窓は開けず、換気扇だけまわして! 湿気のたまりやすい場所はこちらの記事もご参考にどうぞ。
■臭い対策も忘れずに
湿度が上がると生ゴミや玄関、トイレなどの臭いも発生しやすくなります。ガイド記事『トイレの臭い対策、基本の掃除と3ステップ徹底掃除術』や『ワザあり!生ごみのニオイを防ぐポイント』の記事でチェックしてくださいね。
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