モルカンパイソンモルカンパイソン |
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以前はアメジストニシキヘビとしてひとくくりにされていたニシキヘビです。 アメジストニシキヘビの分類に関してはアメジストニシキヘビの項をご覧下さい。 2000年にアメジストパイソンMorelia amethystina から分割され、独立種となりました。分類の根拠としては頭部の鱗の形状が異なることですが、近縁他種、つまりアメジストパイソン種群の他種とは区別は容易ではないようです。外見の特徴として一般的とされているのは、金色とも表現されるほど非常に黄色みが強いことで、英名でGold Pythoneとも呼ばれる所以でもあります。ただし黄色色素欠損とも思われる銀色の個体や黒みが強い個体なども目にすることがあり、体色には変異が大きいようです。 本種に限った生態的な特徴の情報はほとんどありませんが、非常に大きくなるアメジストパイソンと比べ、体はそこまで大きくなりませんので、産卵数が少ない、あるいは卵の大きさが小さいと思われます。その他の生態はアメジストニシキヘビの項を参考にしてください。 金色の体色が強い個体は、非常に美しく派手で人気があるニシキヘビです。 WC個体も流通しますが、FHの幼体が多く流通し、それほど入手に困るヘビではありません。飼育もそれほど難しくありませんが、低温になると体色がくすんでしまって本種本来の魅力が損なわれてしまうこともありますし、何よりも比較的大きくなるヘビでもありますので、決して初心者に勧めることができるヘビではありません。また、やや気が荒い個体も多いのは事実で扱いにもコツが必要でしょう。CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種
モルカンパイソンの飼い方≪飼育容器≫ |
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