生体たち
今回の私は、いつものようにお世話になっている方々へのご挨拶と図鑑用の生体の写真の撮影が主な目的でしたので、とにかく会場に来ていた生体たちの様子を中心にレポートしてみます。と言っても、日本を代表するような東西さまざまな有名ショップが一堂に会するわけですから、とにかく圧倒される物量なんです。もう本当にこれだけの生き物を見ることができるなんて、しばらくは生体見たくなくなってしまうくらい。
よくイベントのあとに
「この前のイベントは何がいた?」
なんてよく聞かれるのですが、今回に限ってはこの質問に答えるのはムリです。
「なんでもいた」
としか答えようがありません。いなかったのを答えた方が早そう。それか「アレはいた?」とか限定して聞いてもらわないとムリ。
もちろん今回の目玉は、かのイザベルオオトカゲです。これを見るために来た、という人も多かったと思います。そして誰もが見に来て良かったというオーラを放っていました。なんかコレまでに知られているモニターと全然違う雰囲気でしたし、展示されていた個体も実にサービス精神旺盛でしたから。
今回の目玉・イザベルオオトカゲ |
さらにほとんど事前の情報がなくて、爬虫類ファンを驚かせていたのがクビワトカゲのアルビノでしょう。ショボい写真で申し訳ありませんが、コレかなりスゴイようです。流通業界の関係者の方も皆さん驚いていましたし。
今回の出品の目玉No.1・アルビノのクビワトカゲ |
カメでは、会場に入った瞬間に懇意にさせていただいているショップの方が
「コレ、コレ見て下さいよ!」
って、持ってきていただいたモリハコヨコクビガメが、どうやらすごかったらしいです。もう本当にスゴさがわからなくてスミマセン。これまで、この名前で流通したハコヨコクビガメはすべて普通種の別種で、本物は非常にレアだったとか。
今回のカメの出品の目玉No.1・モリハコヨコクビガメ |
ヘビで驚いたのは、ボア・パイソンの世界的なブリーダーであるボブ・クラーク氏の出展でしょう。非常にクオリティの高いアミメニシキヘビの色彩変異品種をずらりと並べていたわけですが、その中で注目を集めていたのは純白のアミメニシキヘビです。
特定(危険)動物であるため、ほとんどのイベントで見ることができないのですが、今回はしっかりと運搬から展示の許可を得ての出展です。多くの来場者の方が触らせてもらえるよう頼み込んでいたのが印象的でした。
今回のヘビの出品の目玉No.1・リューシのアミメニシキヘビ |
ちなみに、このアミメニシキヘビのようにいくつかの業者さんが特定(危険)動物の許可を得て展示していました。アメリカドクトカゲ、ヨウスコウワニ、そして最近は本当に見ることができなくなってしまったボアコンストリクターなど。これはこれで本当に楽しいものです。
特定危険動物たち。もちろんすべて展示の許可をとっている |