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ヒメハコヨコクビガメ
画像提供:Herptile Lovers

ヒメハコヨコクビガメ

学 名Pelusios nanus別 名:-英 名:African Dwarf Mud Turtle分 布:アフリカ南西部(コンゴ民主共和国南西部、アンゴラ、ザンビア北部)甲長:最大12cm

ほとんど流通したことがない、最小の曲頚類です。

背甲は褐色で、暗色の不明瞭な筋状の斑紋が入る場合があります。腹甲は黄色で、前部が可動式になっていて前方を閉じることができますが、他種と比較してあまり大きく可動はしないようです。

頭部は灰色地に暗色の細かい斑紋があり、時として虫食い状になる場合もあるようです。

野生での生態等はほとんど知られていませんが、生息環境は湿潤な草原の水路などに生息するという記録があります。

繁殖生態も知られておらず、とりあえず11.9cmの個体が28.3-30.2×14.9-16.9mmの卵を5個産んだ記録が知られています。この個体は10ヶ月以上の貯精をしていたことがわかっています。

最小の曲頚類であり、ただでさえかわいらしい種類が多いハコヨコクビガメの仲間ですから、本種の愛らしさは格別のモノであるはずなのですが、これまで世界的にもほとんど流通したことはなく、ある意味「幻」のハコヨコクビガメだったと言えます。特にこれまでも、本種の名前で他種の小さな個体が流通することが多く、いわゆるホンモノの登場が待ち望まれていたわけです。

10cm前後の最大甲長というのは、思っている以上に想像を超えた存在ですし、その分、飼育施設も小さくて済むわけで、まさに人気が出ておかしくないカメですが、当然のことながら高価ですし、これからも流通するかはわかりません。

こういう種類って、フィールドではすごく難しいと思うんですよね。つまり、これと言った特徴がなくて、ぱっと見の印象が似ているハコヨコクビガメの仲間ですから、他種の幼体などと区別がつきにくいんじゃなかろうかと思うんですよ。ですから、比較的広い範囲に分布することになっていますが、実際には他種と混同されていて、真の分布域はすごく狭い、なんてこともあるんじゃないかと。本種も、また飼育者の方々のCB化成功に大きな期待をしてしまう種類であると言えるでしょう。

赤っ恥をかかない程度の知識
  • 曲頚類の最小種
  • 外見や色彩などにこれと言った特徴はない
  • おそらくこれまで(2009年現在)流通したことはない
  • 自然での生態はほとんどわかっていない
  • 非常に高価
飼育の基本情報
飼育容器60~90cmクラス以上の水槽や衣装ケースなど
温度20~28℃程度に保温
照明紫外線入りのバスキングランプが必要
ろ過できれば、外部式フィルターと上部フィルター
床材(底砂)必要なし
容器内レイアウト水深は甲長程度。陸場は市販の浮島などを使えばよいと思われる
餌付けば配合飼料でよいが、肉食傾向が強く、淡水魚の肉などから餌付けるといいかもしれない
基本的な世話多くの水棲傾向が強い水棲ガメに準ずる
  • 他のヨコクビガメ同様、気が荒い個体が多いと思われるので、複数飼育は避けた方が無難
  • 繁殖にはクーリングが必要かもしれない
  • 比較的活発に動き回る種のようなので、床面積は広くとりたい
※生態等の情報は「クリーパー No.34(クリーパー社)」および海外サイトを参考にしました


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