TOPカエル樹上性ガエルの仲間>レインワードトビガエル
レインワードトビガエル
画像提供:Endless Zone

レインワードトビガエル

学 名Rhacophorus reinwardtii 別 名:ジャワトビガエル英 名:Asian Gliding Treefrog,Asian Gliding Treefrog,分 布:東南アジア(インドネシア、マレーシア東部、ベトナム、中国南部、ラオス)全 長:オス5cm前後 メス9cm前後 

東南アジアに分布するトビガエルの一種です。

空中を滑空するカエルとして有名な「トビガエル」の仲間は、日本のシュレーゲルアオガエルやモリアオガエルと同じアオガエル科のアオガエル属の中に属していて、特に四肢の水かきが大きく発達し、空中を滑空できるカエルたちを指します。また中南米のアマガエル科の中にも、そのような特徴を持ったカエルは多く見られます。

いわゆるトビガエルとして知られるカエルは多く、明瞭な分類群ではないため、どのくらいが存在しているかはわかりませんが、アオガエル科とアマガエル科に数十種類は存在しているようです。

本種は、その中でも比較的ポピュラーな種で、国内でも流通しているのを見かける機会が多い種類です。

胴体の背面は主に緑色で黒色の小さな斑点が散在する程度ですが、胴体側面、四肢の内側および四肢の水かきがカラフルで、紫、オレンジ、緑、黒、黄色などが発色しています。特にオスが顕著で、メスへの求愛ディスプレイなどに使われていると考えられています。また、虹彩は明るい黄色、黄緑、灰色です。

多湿環境の熱帯雨林に生息していて、樹上性で昼間は葉の裏などに四肢を縮めて貼りついて寝ています。この時はカラフルな部分はすべて隠れていますので緑色一色になり保護色になっています。夜間に行動し、樹木の高い場所からジャンプを行い、空中を滑空し他の樹木などへ移動します。この滑空は数十メートルの距離を移動できるようで、滑空中に方向転換などもできるといわれています。

雨季に繁殖し、モリアオガエルのように水場に覆いかぶさっている樹木の枝の先端に泡巣を作って、その中に800個ほどの卵を産みます。孵化した幼生は泡巣から出てきて水場に落ちて育ちます。

美しくて、比較的大型であり、観葉植物と一緒に飼育できるカエルであることと、何より自分の家で「トビガエル」という非常に興味深い生き物を飼育できるという喜びを感じさせてくれるため、非常に人気があります。しかし、比較的飼育が難しいとされるツリーフロッグの中でも、とりわけ飼育が難しいといわれるトビガエルですから、なかなかその喜びを得るのは簡単ではありません。

最近は、輸入される個体の状態も良くなってきているようで、以前ほどは難しいカエルというイメージはなくなってきました。比較的、安価ではありますが、大きくて通気性のいいケース、そして彼らが好むような落ち着いた環境を作ることで長期飼育も可能になってきたようですから、真剣に飼育をしてみたいという方は、ぜひ挑戦してみてください。

赤っ恥をかかない程度の知識
  • 比較的、目にする機会が多いトビガエル
  • 水かきや体側が非常に派手で美しい
  • 飼育は難しい
  • 樹上性
  • 比較的コンスタントに流通する
飼育の基本情報
飼育容器高さと通気を重視したケースを使う。60cm水槽サイズで1ペアくらいが理想
温度昼間は22~28℃程度、夜間はやや低温に保つ
照明必要なし
床材ヤシガラ土や腐葉土、水苔などを組み合わせて湿度をコントロールできる素材のものを厚めに敷く
容器内レイアウト観葉植物を鉢ごと入れ、木の枝を配する。タッパーなどの水容器を設置。高い場所にピッタリと体にフィットするような隠れ家を設置する
昆虫食性。コオロギを食わない場合も多いらしいので、ワーム系などさまざまなものを試してみる
基本的な世話樹上性カエルの飼育
  • 毎日、夜間に霧吹きをする
  • 常時湿らせすぎにならないようにする
  • 蒸れないように注意する
※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド カエル2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。


<関連記事>
カエルの魅力from All About

<おすすめINDEX>
カエルfrom All About
カエルのコミュニティサイトfrom All About
Terra Herps.では図鑑作りへのあなたの参加を待っています!
  • 自分の持っているレインワードトビガエルに関する情報を書きたい!
  • 星野の情報はココが間違っている!
  • みなさんが提供した情報や意見を読みたい!
そんなあなたはココをクリック!


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。