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ブラックマンバ

スネークセンターで撮影してきた毒ヘビたちの写真でまだアップしていないものがありました!いや、これを忘れてしまうとは...ブラックマンバであります!

執筆者:星野 一三雄

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ブラックマンバ

学 名Dendroaspis polylepis別 名:-英 名:Black Mamba分 布:アフリカ東部から南部にかけてと西部の一部(エリトリア北部からナミビア)全 長: 2-3m 最大4.5m

アフリカに広く分布し、非常に恐れられているコブラ科の毒ヘビです。

2亜種に分けられているようで、分布域の東部であるソマリアやエチオピア、エリトリアやケニア北部の個体群はアンチノリスブラックマンバAntinorii's Black Mamba Dendroaspis polylepis antinori とされているようです。その他の分布域は基亜種D. p. polylepis ということになります。

名前から誤解されがちなのですが、体色はオリーブ色や灰褐色、あるいはカーキ色がかっていて、幼体はさらに明るい色をしています。名前の「ブラック」は口の中が黒いことに由来しているといわれています。

体型は細長く、最大で4mに達するため、キングコブラに次いで世界で二番目に長い毒ヘビとされています。

草原や森林、岩場などあまり環境を選ばずさまざまな環境で見られます。細長い体型から樹上性と思われがちですが地表性も強く、地面で日光浴をしている姿も見られます。

卵生で6-17個の卵を産み、80-90日程度で孵化に至り50-60cmの幼蛇が生まれます。

毒は非常に強く、LD50は0.32mg/kgで近縁種のトウブグリーンマンバよりも強いとされています。

しかし、本種が危険性の強いヘビであるというのは、毒の強さだけでなく、比較的気が荒くアグレッシブであることと、動きが素早いことがその理由になっています。よく、時速20km程度の速さで移動できるというような具体的な数値が与えられ、追いかけられたら逃げられない、という印象を与えています。もちろん、瞬発力は恐ろしいのですが、本来は臆病で身を隠しているような性質のヘビではあります。

とにかくアフリカ最強の毒蛇の候補であることは事実ですから、飼うなんてとんでもないことなんですが、とにかくやめましょう。マジで。

動物愛護法による「特定(危険)動物」に指定されており、飼育に際しては都道府県知事の許可が必要です。

ブラックマンバ
ジャパンスネークセンターの展示個体
赤っ恥をかかない程度の知識
  • アフリカの東部に生息する毒ヘビ
  • 分布が広く一般的な種類
  • 樹上性
  • 美しいが、非常に大きくなり毒性も強く危険

飼育の基本情報安易な飼育は勧められないので飼育情報は掲載しません※解説海外サイトを参考にしました。

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