爬虫類・両生類/両生類・爬虫類関連情報

トウブグリーンマンバ

緊急でご紹介ですよ。本当にまったくもう。よりによってスネークセンターの記事を書いた直後にあんな事件が起きてしまって。で、その事件のある意味被害者のトウブグリーンマンバです!

執筆者:星野 一三雄

TOPヘビその他のヘビ>トウブグリーンマンバ

トウブグリーンマンバ

学 名Dendroaspis angusticeps別 名:ヒガシグリーンマンバ英 名:Eastern Green Mamba, Common Mamba 分 布:アフリカ東部(ケニア南部から南アフリカ北東部)全 長: 1.5-2m 最大3.7m

アフリカの東部に広く分布するよく知られた毒ヘビです。

体は細長く、全身が明るい緑色をしています。また孵化した幼体は黄色みが強い、という樹上性のヘビの典型的な特徴をしています。

鳥や哺乳類、トカゲやカメレオンなどを食べていて、メスは6-17個の卵を産んだという記録があります。孵化した幼体の大きさは35-45cm程度です。

マンバと言えばアフリカ最強の毒ヘビであるブラックマンバが恐れられていますが、本種も大型で動きも素早いため恐れられている毒ヘビです。

毒性は沖縄のハブよりも強く、毒の強さを表すLD50の値は3.05mg/kg程度であるとされ、単純に計算すると1匹のグリーンマンバが持つ毒でおよそ2万匹のマウスを死に至らしめることができます。

もちろん、人間の命を奪うことができるレベルの毒ヘビですから、飼育の対象になろうはずがないのですが、2008年に違法で本種を飼育していた飼育者が咬まれて、意識不明の重体になると言う事件が起こってしまいました。

自業自得ですむ問題ではなく、無毒の安全なヘビの飼育者たちにとっても、さらには爬虫類飼育者にとっても迷惑な話です。もう、本当に勘弁して欲しいです。

動物愛護法による「特定(危険)動物」に指定されており、飼育に際しては都道府県知事の許可が必要です。

トウブグリーンマンバ
ジャパンスネークセンターの展示個体
赤っ恥をかかない程度の知識
  • アフリカの東部に生息する毒ヘビ
  • 分布が広く一般的な種類
  • 樹上性
  • 美しいが、非常に大きくなり毒性も強く危険

飼育の基本情報安易な飼育は勧められないので飼育情報は掲載しません※解説海外サイトを参考にしました。

<関連記事>
ヘビのToxicology from All About 両爬サイト
ヘビの魅力from All About
特定危険動物リストfrom All About
特定危険動物from All About

<おすすめINDEX>
ヘビのコミュニティサイトfrom All About
ヘビfrom All About

Terra Herps.では図鑑作りへのあなたの参加を待っています!
  • 自分の持っているトウブグリーンマンバに関する情報を書きたい!
  • 星野の情報はココが間違っている!
  • みなさんが提供した情報や意見を読みたい!
そんなあなたはココをクリック!
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで人気のペット用品をチェック!楽天市場で人気のペット用品をチェック!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます