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シナコブイモリ

有尾類の第16弾はコブイモリの定番!シナコブイモリです!!

執筆者:星野 一三雄

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シナコブイモリ
撮影協力:爬虫類倶楽部(於:九州レプタイルフェスタ)

シナコブイモリ

学 名Paramesotriton chinensis 別 名:-英 名:Chinese Warty Newt 分 布:中国南東部(安徽省から海南省)全 長:12-15cm

コブイモリ属Paramesotriton の中で、もっともポピュラーで目にする機会も多い種類です。コブイモリ属の分類に関してはラオスイボイモリの項を参照して下さい。

体色に個体差が大きく、明灰色から暗褐色あるいはオリーブ色でバラエティがありますが、背面に大きなオレンジ色の斑紋やラインはありません。また不明瞭な黒色の斑紋と細かいオレンジ色のスポットが散在していることが多いようです。

腹面は黒色地にオレンジ色の大きくて不規則な斑紋が散在しています。

比較的標高が高い場所の川や渓流の淀み、あるいは周辺の森林の林床で生活をしているようです。

飼育下では、水温を低めにして水性種として飼育した方が良いそうです。
 

分布が広く、今後も分類の変更などがある可能性がある種類のようですが、生息環境が減少していて本種も激減しているようです。これまでは、かなりポピュラーな種類だったのですが、今後もこのような良好な流通が続くかどうかはわからない種類とも言えますので、有尾類大国の日本でCB化が進むことが期待されるイモリです。

赤っ恥をかかない程度の知識
  • 中国にいるコブイモリ
  • 体色に個体差が大きい
  • 腹面は黒色地にオレンジ色の斑紋
  • 環境破壊によって生息地が激減しているらしい
  • 水中飼育ならば、比較的飼育しやすいらしい

飼育の基本情報
飼育容器 通常は45から60cm程度のガラス水槽など、必ずしっかりとフタができるものを使う
温度 夏場は20℃を上回らないようにする。冷却の工夫ができるようにする。冬場はでも15℃を下回らないようにする。
照明 特に必要なし
床材 水中には砂利などを敷く
容器内レイアウト 水場中心のアクアテラリウム。流木などで陸地を作る。水場は観賞魚用フィルターで濾過をした方がよい
コオロギ・ミールワーム・ハニーワームなどの昆虫。配合飼料の餌付けばそれでも良い。ミミズも良いが釣り餌用は避けた方が良い。
基本的な世話 いわゆる有尾類の飼育方法
  • 低温に保ってほぼ完全な水中飼育をした方が良い
  • 皮膚病に注意
  • 狭い容器での複数飼育は避ける
  • など
※「飼育の基本情報」は海外サイトを参考にしました。


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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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