いよいよ最後の区画
最後の区画は建物の外です。建物の外にはいくつかに区切られた飼育場があります。そして、ここにビッグネームたちが目白押しです。
まずモニター。
・サンドゴアナ
なぜかわからないんですが、フィールドでも轢死体を中心に見かけて感じたのは「オーストラリア内陸部のサンドゴアナは小さい?」というくらい小さい個体が飼育されています。
また種や亜種が混沌としているので、ここのも不確定です。
・スペンサーモニター
これ、今回の一番のお気に入りでした。まず日本に輸入されることはないモニターですが、非常に個性的な顔をして、スゴク気に入りました。本当にアヒルみたいな顔をしています。
しかも、こんなでっかい個体は日本じゃまず見られませんし。
スペンサーモニターの幼体 |
そして最後はオーストラリアの王者
・ペレンティ
でかい、美しい...究極のモニターです。広々とした屋外の飼育施設でいっぱいに太陽の光を浴びながら気持ちよさそうにしています。ちょっと締りがないのですけど...
ペレンティ |
次はアオジタ軍団。もうアオジタファンは卒倒するような光景でしょう。
・キタアオジタ
・ヒガシアオジタ
・チュウオウアオジタ
・ニシアオジタ
がそろい踏みです。残念ながらマダラアオジタがいなかったのですけど。圧巻です。
各種ごとに分けて展示されていますので、こういうのをしっかりと見ておくと、アオジタの分類なんかもうなずけるようになるはずです。
またおそらくキタ亜種でしょうけど、ハイポと思われるような非常に体色が薄い美しい個体も展示されています。
それと、もちろん、ここにはマツカサトカゲも一緒に展示されています。
チュウオウアオジタトカゲ |
ときどき、スプリンクラーで散水が行われるのですが、一緒にアオジタやマツカサと飼われているフトアゴヒゲトカゲとともに、みんなで口を開けて水を飲むシーンなんかを見ることもできます。
さらに、奥にはこの施設のマスコットらしい4mのイリエワニのTerryがいます。この飼育施設は水場の様子を地下に掘られたトンネルからガラス窓で見ることができる工夫もされています。
かわいがられているのか、非常に状態も良さそうでした。
そして最後に
さて、いよいよ最後です。まさにここの主役、そしてアウトバックの象徴とも言うべき、あのトカゲの登場です。
そう。いわずと知れたモロクトカゲです。
モロクトカゲ |
多くは語りません。
屋外の一番奥まった飼育施設に複数のモロクトカゲが飼育されています。もう、感激です。コレだけで、こんな遠くに来た甲斐があったと思わせてくれます。
タッチタイム
もちろん、私たち両爬ファンだけを喜ばす施設ではありませんから、当然小さい規模ながらも、一般の来場者向けの企画もあるわけです。その一つが、タッチタイム。というか、両爬の解説をしながら、その個体に触らせてくれるというモノ。ただ、やはり出てくる種類が半端じゃない。
最初はフトアゴを出していたので、気にしていなかったのですが、キタアオジタによるホッペにキス、次が4mくらいのズグロを取り出して首に巻いてくれたり、あるいはオリーブパイソンであったり。
私たちは、ちょっと次の予定があったので、最後まで見られなかったのですが、たぶんモニターとか、モロクトカゲまで触らせてくれたはずです。