TOP>ヘビ>>ボア・パイソン>カナリアパイソンカナリアパイソン
学 名:Morelia viridis別 名:レモンツリーパイソンと混同英 名:Kofiau Island Green Tree Python, Canary Chondro, Lemon Tree Pythonと混同される分 布:(種として)ニューギニア島、インドネシアのアルー諸島、オーストラリア(ヨーク半島)全 長:1.6-1.8m 最大2.2mグリーンパイソンの色彩変異というか、とにかく黄色くなるタイプです。
グリーンパイソン全般に関してはグリーンパイソン"アルー"の項を参照下さい。
グリーンパイソンは文字通り、全身の緑色が美しいヘビですが、全身が黄色くなるタイプが知られています。通常、グリーンパイソンは幼蛇の時には緑色ではなく、全身が赤褐色か黄色であり、成長とともに緑色になっていきます。ところが、成長しても全身が黄色いままだったり、あるいは緑色になっても多くの部分に黄色が残る個体が見られます。これは遺伝なのか、あるいはホルモンのバランスによる後天的なものであるのか、よくわかってはいません。
しかしながら、産地(ロカリティ)によって黄色いものが多く見られるような場合が多く、中でもよく知られているのが画像の個体であるカナリアパイソンとレモンツリーパイソンです。
カナリアパイソンはニューギニア島西端の有名なソロンの西方100kmの海上に浮かぶ小さな島であるコフィア(カフィア)島に産する個体群とされています。この島の個体群は亜成体になっても黄色いということが有名になり、「カナリアのように黄色い」ことからカナリアパイソンと呼ばれるようになりました。ただし、その後はコフィア島の個体でも緑色になってしまう個体も多く、さらに亜成体で黄色くても、多くの個体は緑が発色することが知られたため、現在では流通段階で全身が黄色いものを「カナリアパイソン」、緑が出る個体を「カフィア島産」ということになっていることが多いようです。
よく混同されるレモンツリーパイソンは、カナリアパイソン以外で成長しても全身が黄色いあるいは黄色がかなり残る個体を、こう呼んで流通させていることが多いようですが、特にロカリティとして有名なビアク島、ヤーペン島の個体が比較的多いようです。
うーむ、美しいパイソンです。
グリーンパイソンのベビーが真っ赤だったり、真っ黄色だということを知った時には驚いて、このままの色で大きくなったらすごいのになぁ、なんて思っていたんですが、やっぱりいるんですね。
自然でこんなのがいるなんて驚きです。
いわゆる本物のカナリアパイソンは、レモンツリーパイソンよりもやや高価であるようで、流通量も少なく、あまり目にする機会は多くありません。
しかし、やはりグリーンパイソン、奥が深いというか難しい。でも、ようやく少しわかってきたような気がします。元々、島好きな人間ですから、島ごとのロカリティにこだわる気持ちも理解できるし。もしかして、私に向いているヘビなのかも。
CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種赤っ恥をかかない程度の知識- 黄色いグリーンパイソンの一つ
- レモンツリーパイソンとは異なる
- コフィア島産の黄色いものをこう呼ぶ
- 名前は黄色いから鳥のカナリアを由来とする
- 成長とともに緑色を発色することが多い
- 流通量は少なく、高価
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飼育の基本情報 |
飼育容器 | サイズに合わせてプラケース・衣装ケース・爬虫類専用ケースなどを使う。高さはそれほど必要ないが運動量は大きいのでやや広めにとる。 |
温度 | 昼はホットスポットを32℃くらいにし、その他の場所は最低26℃程度に。夜間は24~27℃程度に保温する。 |
照明 | ホットスポットのみ |
床材 | 幼蛇の頃はやや多湿を好むので水苔などを敷くと良いが、成長したら何でも良い。 |
容器内レイアウト | 安定した登り木と倒されない大きさの水容器を設置する。 |
餌 | 大きさに合わせたマウス・ラット。冷凍を解凍したものでよい。 |
基本的な世話 | 幼体時はやや高温多湿にする水は毎日交換する大きすぎる餌による吐き戻しに注意するなど※「飼育の基本情報」は海外サイトおよび「大蛇世界(マリン企画)」を参考にしました。 |
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