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ボルネオカワガメは非常に大きい水生のカメ! 基本情報と飼育方法

今回は、ボルネオカワガメの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。ボルネオカワガメは、イシガメ科で最大の大きさを誇る水生のカメ。あまり目立った色彩や特徴がないのですが、黒目がちな表情がかわいらしく、一部のファンの間では強い人気がある種類です。

執筆者:星野 一三雄

ボルネオカワガメの基本情報

ボルネオカワガメの基本情報と飼育方法

写真提供:aLive

ボルネオカワガメ
学 名Orlitia borneensis別 名:-英 名:Malaysian Giant Turtle, Giant Black River Turtle分 布:マレーシア、スマトラ島、ボルネオ島甲 長:最大80cm前後

イシガメ科で最大の大きさを誇る水生のカメです。

名前も似ていますし、ぱっと見の外見も似たような感じなので、1科1属1種のメキシコの特異なカメであるカワガメ科のメキシコカワガメと混同されることもありますが、全く別のカメです。

背甲は暗褐色から黒色で斑紋はありません。腹甲はクリーム色から黄褐色でこちらも斑紋はありません。

頭部には幼体時には数本のラインや斑紋がある場合もありますが、基本的に背甲や腹甲と同じような色をしています。

四肢はがっしりとしていて、水かきは非常に発達して水中生活に適応しています。

大きな河川の本流や湖などで生活していて、基本的に水中生活をしています。

繁殖は水辺の砂地などで行われ、8×4cmの大きさの卵を産むとされていますが、詳しいことはわかっていません。

雑食で動物質のものから水草のような植物質のものまで食べています。

非常に大きくなるカメで、イシガメ科の最大種です。

あまり目立った色彩や特徴がないのですが、黒目がちな表情がかわいらしく、一部のファンの間では強い人気がある種類です。

とてもではありませんが、一般的な家庭で飼いきれるカメではなく、最終的には池やメータークラスの水槽などを必要とします。幸いにも、この種類に強い魅力を感じているファンの方々というのは、それを実現できる、あるいは実現しようとしている方が中心のようですので、非常に健全と言えます。

やはり薬膳としての需要があるようで、中国でかなりの数が消費されてしまっているらしく、個体数の激減が危ぶまれています

CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種

赤っ恥をかかない程度の知識
  • マレーシア、ボルネオ島、スマトラ島に分布
  • 色彩的には地味だが、黒目がちな表情がかわいらしい
  • 非常に大きくなる
  • 飼育には大規模な施設が必要になる

 

ボルネオカワガメの飼育方法

飼育容器
大きさによって60~120cmクラスの水槽や衣装ケースなど。最終的には池や数メートルの水槽など

温度
低温に弱いので保温する。ホットスポットも設置する

照明
紫外線入りのバスキングランプが必要

ろ過
できれば外部式フィルターを設置する

床材(底砂)
特に必要なし

容器内レイアウト
ケース内に陸地を設置する。水深は深めにとり泳げるようにする


配合飼料でよい

基本的な世話
いわゆる水生ガメの飼育法さらに
  • 肌が荒れやすいので、ときどき強制的に水から出して乾燥させる
  • など
※掲載した情報は「爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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