ほい。お馴染みのビバガ最新刊のレビューです!
10月25日に発売されて、もうショップでも手に取った方も多いかと思いますが、ビバガもNo.39であります!
なんか、今回はショップさんの広告にも「年末年始の営業のご案内」とか、冨水さんの言葉にも「来年もよろしく」なんて書いてあって、「うわ、もう年末かよ」みたいな雰囲気が漂っておりました。
ビバリウムガイド No.39 定価1200円 |
ん?この表紙...?
今回の表紙は妙に赤っぽいヒョウモントカゲモドキ。品種等、詳しくは巻末の「表紙の顔」にありますが、青地に地表性ヤモリの横向きアップ...どこかで見たような、デジャヴかと思いきやビバガNo.18にそっくりでしたー。青地にヤモリは映えるのだろうか。カメと角
今回のビバガのキーワードは「カメ」と「角」って感じでしょう。まずカメですが、巻頭の特集が北米の温帯種御三家キボシイシガメ、モリイシガメ、ブチイシガメです。この3種の飼育者を紹介していて、拡大版「マイビバリウムスタイル」と言ったところですが、今回は「外飼い」中心の方々を紹介していますので、カメ飼育者の方たちは、本当にうらやましく感じてしまうはずです。
またエキスポ記事でお馴染みのスライダー地獄・アメリカの水生ガメブリーダーのレポート記事はもちろんカメだらけ。
さらにエキスポ便の影響か、各ショップさんの広告でもカメが多いような感じ。
爬虫類好きの方たちの中の多数を占めているカメ好きの方たちは実に喜んでしまうような内容になっているのではないでしょうか。
で、「角」
さて、もう一つの「角」の方です。まずは小特集「ツノ有する生き物」ということで、ライノラットスネークを始め「角」を持っている両爬たちをたくさん紹介しています。だって、両爬にツノって似合うんだから仕方ないです。
さらに「幻想ビバリウム」でも、謎のツノのあるトカゲが紹介されています。こちら、事情がわかっている方たちは苦笑いしてしまう内容なんですけど...詳しくは実際にお読み下さい。ちなみに学名にも注目。
イベントレポート
これだけ両爬系のイベントが流行っているのですから、年4回発刊のビバガなら、もうそれこそ毎回、何らかのイベントレポが登場することになります。この時期恒例はフロリダのエキスポですが、今回は少なめ。というのもぶりくら2007での限定販売とその後の通販だけで入手可能なビバガDVDでがっちり紹介されているから、それをご覧いただきながら記事を読むという作りになっているようです。
また夏の風物詩ジャパンレプタイルズショー2007、それと大阪で行われたレプタイルズフィーバー2007も少なめですがレポートがあります。やはりレポート記事だけで満足させずにイベントに足を運んでいただきたい、という気持ちの表れでしょう。
紹介生体
その他の新着、CLOSE UP等でも、いつものように多くの両爬が紹介されていますが、これでかなり人気が出そうなのがお馴染みの小型ヨロイトカゲ・トロピカルヨロイトカゲです。もちろん、私も大好きですが、本当に冨水さんって、こうやって生き物の魅力を紹介するのが上手です。それと忘れちゃいけないのが、巻頭TOPICSだった、何このヘビ?って感じの「ドラゴンスネーク」!うーん、まだこんなのがいるんだー。ってフェイクじゃないですよね?って確認したくなっちゃう。
ちなみに、今回のビバガで私が一番気になってしまった生体はというと...尊敬する加藤英明博士の「現地レポート第26弾・スリランカ編」に登場している「ハナカガシ」。
いや、ゴメンナサイ。好きなんですよ。こういう生き物。うわ、これ見てぇ!!みたいな、ね。
というわけで、次号、記念すべきビバリウムガイドNo.40は2008年1月下旬の発売予定です。
<関連サイト>
エムピージェー
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ビバリウムガイドを作った漢 冨水 明氏に聞く!!