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スジメアオナメラの基本情報と飼育方法……アジアの緑色ヘビ!

今回は、スジメアオナメラの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。スジメアオナメラは、「アッサムグリーントリンケット」の名前で知られる、人気が高いアジアの緑色のヘビの一つ。美しく、餌付きもいいためアジアのナミヘビにしては飼育しやすい部類に入るヘビです。

執筆者:星野 一三雄

スジメアオナメラの基本情報

スジメアオナメラの基本情報と飼育方法

画像提供:桔梗屋

スジメアオナメラ
学 名Elaphe frenata ※2002年から新しい学名としてGonyosoma frenatum も使われている 別 名:アッサムグリーントリンケット英 名:Rein Snake, Green Trinket Snake, Chinese Green Ratsnake分 布:中国南部、台湾、ベトナム北部、インド(アッサム地方)全 長:80-100cm 最大130cm

「アッサムグリーントリンケット」の名前で知られる、人気が高いアジアの緑色のヘビの一つです。

体は細長く、全身が緑色でミドリナメラとよく似ていますが、本種は目の後ろに太い黒色のバンドが目立ち区別がつきます。またミドリナメラは目が青いのですが、本種の目は褐色で和名の通り、目に黒い帯があります。鱗の間の皮膚が黒く細かい網目模様にも見えます。腹部は一様に黄色です。幼体では灰色地に薄くオレンジ色に縁取られた黒色斑が横帯状に並んでいます。

丘陵地や山地の森林に生息していてほぼ樹上性の生活をしています。やや性格はアグレッシブな面も見られ威嚇する行動も見られます。

食性は広く、自然では主にカエルやトカゲを食べていますが、鳥類や齧歯類も食べているようです。

卵生で初夏に産卵をします。45-17mmほどの大きさの卵を5-8個程度産み、50-60日で孵化に至ります。およそ70cm程度になると性成熟に至ります。

美しく、餌付きもいいためアジアのナミヘビにしては飼育しやすい部類に入るヘビです。また以前は非常に高価でしたが、最近では国内CBが登場するなど流通量もコンスタントになってきて価格も安定してきているため入手もしやすくなってきたようです。それでも依然、流通量は多い方ではありませんが。

どうしてもアジアのナミヘビというと、神経質で餌付きにくく飼育がしにくい、あるいは妙に気が荒くて扱いにくいという印象があるのですが、どうやら本種はそれらのマイナスイメージをすべて払拭できるヘビのようで、とにかくおすすめのヘビです。これでハンドリングだって可能というのですから、人気が高くならないわけがありません。

私だって、一度は試してみたいヘビです。

赤っ恥をかかない程度の知識
  • この手のアジアンラットの中では非常に飼育しやすい
  • 比較的小さい
  • 幼蛇はグレー地に黒の斑紋
  • マウスで餌付く
  • 本来は樹上性
  • 流通量はそれほど多くはないが高価ではなくなった
 

スジメアオナメラの飼育方法

飼育容器
ヘビの大きさに合わせフタがしっかりとできるプラケースや衣装ケースなど。高さの低いフラットプラケでも可。大きさはよく言われるようにヘビがとぐろを巻いたときの3倍程度以上の床面積があればよい。

温度
特に保温の必要はない

照明
特に必要なし

床材
ウッドシェイブなど。新聞紙やクッキングペーパーでも良いが潜ってしまう

容器内レイアウト
水によく入るので体全体が浸かるような倒されたりあふれたりしない水容器とシェルターを設置する


マウスに餌付いている場合は大きさに合わせたマウスを置き餌にする。冷凍を解凍したものでよい。マウスに餌付きにくい場合はトカゲやカエルを試す

基本的な世話
いわゆるナミヘビの飼育方法ですが、その他に
  • やや皮膚が弱く、汚れた水に浸かっていると皮膚病になりやすいので、常にきれいな水を入れる
※「飼育の基本情報」は飼育されている方のからの情報と海外サイトを参考にしました。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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