じゃがいもの旬っていつ?
じゃがいもは、冷涼な気候で生育する野菜です。春になると、九州で収穫が始まり、産地がだんだんと北上していき、秋頃には、北海道にたどり着きます。このように、じゃがいもは1年を通して、国内の産地をリレーしているのです。じゃがいもの旬と主な産地は次の通りです。
- 2~5月:鹿児島県
- 5~6月・12~2月:長崎県
- 5~8月:千葉県・茨城県
- 7月~11月:北海道
じゃがいもの種類と時期について
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ホクホクとした味わいの「男爵」 |
男爵: よく食べられているじゃがいものひとつで、球型で、表面のところどころにくぼみのあるじゃがいもです。皮は黄白色、果肉は白色で、粉っぽい肉質なのが特徴です。ホクホクしているので、ふかしたり、ゆでたりするのにぴったりなじゃがいもです。おすすめは、マッシュポテト、ポテトサラダ、コロッケです。
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サックリとした味わいの「メークイン」 |
メークイン: 扁平形で、表面がつるりとしているのがメークインです。男爵と同じくらいよく食べられているじゃがいもです。メークインは、皮が黄白色、果肉が淡黄色で、肉質が緻密です。そのため、煮崩れしにくく、煮込み料理、炒め物、揚げ物にぴったりのじゃがいもです。
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春の味覚「新じゃが」 |
新じゃが: 冬に植えつけたじゃがいもを、通常より早採りしたのが新じゃがです。ちょうど春先になると出回り始めます。新じゃがは、ホクホクとした食感は期待できませんが、代わりにみずみずしさにあふれ、サクサクとした食感を楽しむことができます。手でこすると剥けてしまうほど、皮が薄いですので、皮ごと食べても。
キタアカリ: 男爵から作られた品種で、果肉が淡黄色のじゃがいもです。ホクホクとした食感をもち、男爵と同じように、ふかして食べるのにぴったりなじゃがいもです。ビタミンCとカロテンの含有量が男爵より多いのが特徴です。
インカのめざめ: ここ最近出回るようになったじゃがいもで、注目を集めている品種です。皮は黄褐色、果肉は濃黄色で、粘りがあり、煮崩れしにくい品種です。じゃがいもの原産地である、アンデスで食べられている小粒のじゃがいもによく似た風味を持っており、栗やサツマイモのような甘みを持ちます。煮物、揚げ物、お菓子にしてもぴったりのじゃがいもです。