毎日の野菜・フルーツレシピ/野菜の栄養・効能

じゃがいもの栄養・選び方・保存方法

じゃがいもは「畑のりんご」と呼ばれるほどビタミンCが豊富なことで知られています。ここではじゃがいもの栄養、選び方、保存方法について紹介しています。

江戸野 陽子

執筆者:江戸野 陽子

毎日の野菜・フルーツレシピガイド

ビタミンC含有量が高く、「畑のりんご」とも呼ばれているじゃがいも

ビタミンC含有量が高く、「畑のりんご」とも呼ばれているじゃがいも

 
ふかしてホクホク、揚げてサクサク、煮ればほっくり……。 そう、じゃがいもがあれば、たくさんの味わいを楽しむことができるのです。そんなじゃがいも、貯蔵性も高く、年中食べることのできる味わいのひとつです。今回は、じゃがいもを味わいつくすためのノウハウを紹介いたします。

じゃがいもの栄養

じゃがいもを主食とする文化もあるように、主な成分が炭水化物です。カロリーが低く、たんぱく質、ビタミンC、カリウム、食物繊維など栄養バランスもよいので、ダイエット食としてもおすすめです。

中でも、ビタミンCの豊富さには注目です。じゃがいものビタミンCはでんぷん質に囲まれているおかげで、水に溶けにくい特徴を持っています。一度にたくさん食べられる野菜でもあるので、ビタミンCの供給源にもなりますね。

よいじゃがいもの選び方

よいじゃがいもの選び方
手の平に乗るサイズくらいがちょうどよいです。
■じゃがいもの場合
  • ふっくらと丸いものを選びます。同じ大きさなら、重量感のあるものを
  • 大きすぎない、中玉くらいのものを選びます
  • 表面の色が均一で、傷やしわがなく、皮にハリのあるものを選びます
  • 皮が緑色のものや、芽が出ているものは避けます

■新じゃがの場合
  • 皮が薄くて傷が少なく、小さくても重みがあるものを選びます
  • 皮が薄いので、太陽光に当たりすぎると皮が緑化して毒性のあるソラニンが発生します。皮を厚めに剥いて、取り除けば食べられます


じゃがいもの保存方法

じゃがいもの保存
新聞紙に包んで、常温で保存します
  • 日に当てると発芽してしまいます。芽にはソラニンという有毒物質があるので、日に当てないようしましょう。新聞紙に包んでカゴやダンボール箱に入れて、常温で保存します
  • 冷蔵保存すると、でんぷん質が糖分に変わって、風味が落ちてしまいます。ですが、夏場は発芽しやすいので、紙袋等に入れて、冷蔵庫で保存してもよいでしょう
  • じゃがいもから発芽すると、ソラニンが発生してじゃがいもがブヨブヨになります。リンゴが発するエチレンガスには発芽を抑制するはたらきがあるので、リンゴと一緒に保存するのもおすすめです
  • 新じゃがは水分が多く、悪くなりやすいです。常温で保存して、1週間~10日くらいで食べきるようにしましょう。保存期間が短いので気をつけてください。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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