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シロクチアオハブ

久しぶりのその他のヘビは、飼育対象種ではありませんが、陰でかなりの人気があるアオハブの一種シロクチアオハブであります!

執筆者:星野 一三雄

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シロクチアオハブ

学 名Trimeresurus albolabris 別 名:(単に)アオハブ英 名:White-lipped Tree Viper, White-lipped Pitviper分 布:中国南部からインド、ネパール全 長:60-80cm

東南アジアに広く分布する、いわゆる「アオハブ」と呼ばれる毒ヘビの一種です。

本種のような「緑色のハブ」は多くの種類があるのですが、本種はその中でも特に一般的な種類で、以下の3亜種に分けられるとされています。

  • Trimeresurus albolabris albolabris ・・・別2亜種以外の分布域
  • T. a. septentrionalis ・・・ネパール、インド北西部
  • T. a. insularis ・・・チモール島
全身が緑色で、口の周辺が白っぽくなっていることが特徴です。また尾部は赤褐色をしています。

ほぼ完全な樹上生活をしており、トカゲやヘビのような爬虫類や鳥類を食べています。

胎生で春に30匹前後の子ヘビを出産します。

もちろん毒蛇であり、安易な飼育は勧められませんが、鮮やかな緑色の体色、黄金色の目、毒蛇らしく迫力ある頭部、適度な大きさ等を考えれば欧米で人気のあるヘビであることは納得がいきます。

ただし非常に神経質で、まず最初は餌付くことがない性質は、仮に毒蛇でなかったとしても飼育に向くとはいい難いでしょう。それでも、ベトナムで初めて見たときは興奮しました!他の観光客の白い目を気にせず「うぉー!スゲー!!」って言いながら写真をガンガン撮りまくっていましたから...で、こんなしょぼい写真ね。

動物愛護法による「特定(危険)動物」に指定されており、飼育に際しては都道府県知事の許可が必要です。
シロクチアオハブ
赤っ恥をかかない程度の知識
  • 東南アジアを中心に広く分布するヘビ
  • 胎生
  • 欧米では人気がある
  • 飼育は難しい
  • 「アオハブ」と尾ばれるヘビには何種類もある
飼育の基本情報安易な飼育は勧められないので飼育情報は掲載しません※解説と「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド ヘビ(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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