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オオアタマヒメニオイガメの基本情報と飼育方法…小型のニオイガメ!

今回は、オオアタマヒメニオイガメの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。オオアタマヒメニオイガメは、以前は「ロガーヘッド」の名で親しまれた小型のニオイガメです。大きさも手頃で飼育もしやすい! 繁殖も狙えるため、チャレンジのし甲斐もあります。

執筆者:星野 一三雄

オオアタマヒメニオイガメの基本情報

オオアタマヒメニオイガメの基本情報と飼育方法

撮影協力:Endless Zone

オオアタマヒメニオイガメ
学 名Sternotherus minor minor別 名:ロガーヘッドムスクタートル英 名:Common Loggerhead Musk Turtle分 布:アメリカ南東部(北西部を除くジョージア州、南部を除くフロリダ州)甲 長:最大13.5cm

以前は「ロガーヘッド」の名で親しまれた小型のニオイガメです。

ヒメニオイガメSternotherus minor の基亜種でスジクビヒメニオイガメSternotherus minor peltifer とは背甲のキール(稜線)が3本であるところ、甲が扁平にならずドーム状であるところ、頚部(首)に明瞭な筋状の斑紋が見られない点などで区別されます。

なお上の写真の個体は頭部の斑紋が少なく、ちょっと変わった色彩の個体です。また背甲には緑藻が付着していますので、あまり特徴的な斑紋を確認することができません。その他の共通の形態の特徴や生態に関してはスジクビヒメニオイガメの項を参照下さい。

 

生息域ではスジクビヒメニオイガメに比して流れが緩やかで腐食した堆積物などがある場所を好み、成長につれて二枚貝などの固いものをよく食べる傾向があるそうです。

かつてはロガーヘッドと呼ばれ、安価で大量に流通していましたが、最近はCBを中心に流通しているため比較的高価になりました。しかし大きさも手頃で飼育もしやすいため、それだけの価値を持った非常に良いカメと言えます。また繁殖も狙えるため、チャレンジのし甲斐もあります。

 

オオアタマヒメニオイガメの飼育方法

飼育容器
60cmクラスの水槽で飼育可能。

温度
特別な保温は必要なし。幼体では冬期には保温した方がよい

照明
爬虫類専用の紫外線入りの蛍光灯を設置

ろ過
できれば、外部式フィルターと上部フィルター

床材(底砂)
特に必要なしだが、食べられない程度の大きめの小石を配すると落ち着くらしい

容器内レイアウト
水深は深くてよい。陸地は大きいものは必要ないが浅い場所を作るとよい


肉食だが配合飼料中心で構わない。巻き貝・ザリガニ・小魚なども好まれる

基本的な世話
いわゆる水生ガメの飼育法ポイントは
  • 水質の悪化に注意
  • など
※「飼育の基本情報」は「クリーパー(クリーパー社) 2001年 No9」および海外サイトを参考にしました。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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