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イエローラットスネークには魅力がいっぱい! 基本情報と飼育方法

今回は、イエローラットスネークの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。イエローラットスネークはアメリカの東部と南部および中央部に広く分布します。餌もよく食べ、温度や湿度の管理に気を遣う必要もなく飼育しやすいヘビです。

執筆者:星野 一三雄

イエローラットスネークの基本情報

イエローラットスネークの基本情報と飼育方法

イエローラットスネークの基本情報と飼育方法

イエローラットスネーク
学 名Elaphe obsoleta quadrivittata※2002年から新しい学名としてPantherophis obsoletus qudrivittata も使われている別 名:キイロネズミヘビ英 名:Yellow Ratsnake,Chicken Snake分 布:アメリカ合衆国南東部(ノースカロライナ州からフロリダ州の沿岸部、ジョージア州)全 長:100-180cm 最大228.6cm

星野のお気に入りNo1のヘビですので張り切って解説しちゃいましょう!!

アメリカの東部と南部および中央部に広く分布し、もっとも一般的なヘビである(コモン)ラットスネークElaphe obsoletaの亜種です。ラットスネークは以下の5亜種に分けられています。

体色は写真の個体のように明るい黄褐色地に4本の暗色のストライプが走っています。腹部はさらに明るい黄色をしています。また虹彩はオレンジ色をしています。一方、幼体は日本のシマヘビの幼蛇のように不規則なブロッチ状の斑紋が多く散在し比較的地味な印象です。

森林を中心にさまざまな環境で生活しており、人家の近く等でも発見されます。昼夜を問わず活動しているようですが特に春から夏にかけては夜行性が強く、秋から初冬にかけては昼行性が強くなるようです。また樹上性というわけではないのですが木に登っているような姿もよく観察されます。

食性は主に齧歯類や鳥類ですが、幼体は夜間に木に登ってアノールの仲間などの小型爬虫類を特によく食います。3月から5月に繁殖行動を行い、5月から7月に産卵をします。メスは5-30個の卵を産み、およそ55-60日で孵化します。

もう本当に一番好きなヘビなんですよ。魅力を挙げたらキリがありません。餌食いも良いし、温度や湿度の管理に気を遣う必要もなく飼育しやすいヘビです。国内では、ほとんどノーマル個体は流通せずに、ときどきアルビノなどの色彩(斑紋)変異個体が流通する程度です。欲しい方は、売っているのを見たら、即買いです。ほどよいアグレッシブさも持っていて、ヘビを飼っているという緊張感も楽しめます。私にとって最高のヘビの一つです。

しかし生態を調べれば調べるほど日本のアオダイショウとそっくりですし、形態はシマヘビそっくり。たまらん...

 

イエローラットスネークの飼育方法

飼育容器
フタがしっかりとできるプラケース。高さの低いフラットプラケでも可。大きさはよく言われるようにヘビがとぐろを巻いたときの3倍程度以上の床面積があればよい。成体は活動的なので大きめのケースを使う。

温度
特に保温の必要はない。

照明
特に必要なし(爬虫類用の紫外線ランプ程度があるといいらしい)

床材
ウッドシェイブなど。新聞紙やクッキングペーパーでも良いが潜ってしまう。

容器内レイアウト
体全体が浸かるような倒されたりあふれたりしない水容器とシェルターを設置する。


マウスに餌付いている場合は大きさに合わせたマウスを置き餌にする。冷凍を解凍したものでよい。

基本的な世話
いわゆるナミヘビの飼育方法
  • 脱皮前はそっとしておく
  • シェルターは脱皮の時のとっかかりになるようなザラザラした素材
  • など
※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド ヘビ(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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