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画像提供:桔梗屋 |
"ホワイトサイド"ブラックラットスネーク
学 名:Elaphe obsoleta obsoleta ※2002年から新しい学名としてPantherophis obsoletus obsoletus も使われている別 名:"リコリススティック"ブラックラットスネーク英 名:Black Ratsnake分 布:アメリカ合衆国中東部(ウィスコンシン州以南、オクラホマ州以東、ルイジアナ州とジョージア州以北)カナダ(オンタリオ州)全 長:120-160cm 最大256cm
いわゆるアメリカンラットスネークの中で最もポピュラーなコモンラットスネークElaphe obsoleta の基亜種です。(ラットスネークの5亜種に関してはイエローラットスネークの項をご覧下さい)
ブラックラットスネークは名前のように全身が黒色になるタイプも見られるのですが、色彩の変異が大きく一般的には灰褐色地に濃褐色のブロッチが背面に見られるような地味なタイプが多いようです。写真の個体は「ホワイトサイド」の名称からわかるように、体側の斑紋がすべて消失し背面にわずかにノーマル体色が残る斑紋の変異で部分白化(パイボールド)と考えられます。
特にナミヘビの仲間ではホワイトサイドの品種を「リコリススティックLicorice Stick」と呼ぶことが多く品種名として日本では一般的になっています。なおリコリススティックとは色彩変異の生物学的な用語ではなく、おそらくアメリカでそういう名前のお菓子があり、それが外側と内側で色が異なる色をしているため、それになぞらえてつけられた呼び名であると思われます。「リコリススティック」の由来について、詳しくご存じの方がいらっしゃいましたらぜひお教えいただければと思います。
自然下での生態などはイエローラットスネークの項を参照して下さい。3-6月にかけて交尾を行い、5週間後に5-20個の卵を産卵します。主に8-9月にかけて5-20個の卵を産みます。卵は65-77日程度の範囲で孵化します。
ブラックラットスネークは名前の通り、どの個体も真っ黒なら人気があったのでしょうけど、そういう個体は少ないようで他のコモンラットスネークや日本のアオダイショウあたりの体色をさらに濃く(と言うか暗く)したような地味なヘビであまりポピュラーではありません。しかし本変異のようなリコリススティックやアルビノが比較的多く流通し一部で人気が高くなっています。
亜種の中では性格も温和なようでアメリカンラットファンはぜひ揃えたい一種です。
しかし、このリコリススティックスというのは、個人的にはちょっとキモい感じがして...よく言われることですが好みが分かれるミューテーションと言えるでしょう。赤っ恥をかかない程度の知識- ブラックラットはアメリカのコモンラットスネークの基亜種
- リコリススティックスは部分白化変異
- ノーマルよりもリコリススティックスやアルビノが多く流通する
- リコリススティックスはやや高価
- コモンラットの中では気性は穏やかな方らしい
- 飼育自体は容易
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飼育の基本情報 |
飼育容器 | フタがしっかりとできるプラケース。高さの低いフラットプラケでも可。大きさはよく言われるようにヘビがとぐろを巻いたときの3倍程度以上の床面積があればよい。成体は活動的なので大きめのケースを使う。 |
温度 | 特に保温の必要はない。 |
照明 | 特に必要なし(爬虫類用の紫外線ランプ程度があるといいらしい) |
床材 | ウッドシェイブなど。新聞紙やクッキングペーパーでも良いが潜ってしまう。 |
容器内レイアウト | 体全体が浸かるような倒されたりあふれたりしない水容器とシェルターを設置する。 |
餌 | マウスに餌付いている場合は大きさに合わせたマウスを置き餌にする。冷凍を解凍したものでよい。 |
基本的な世話 | いわゆるナミヘビの飼育方法脱皮前はそっとしておくシェルターは脱皮の時のとっかかりになるようなザラザラした素材など※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド ヘビ(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。 |
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