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ミドリカサントウは美しい大型ナミヘビ! 基本情報と飼育方法を解説

今回は、ミドリカサントウの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。ミドリカサントウは、美しく大型になり、状態の良い個体さえ手に入れば比較的飼育も容易で魅力的なヘビ。大型で、活動的であるため、最終的には底面積の広い飼育ケースが必要になります。

執筆者:星野 一三雄

ミドリカサントウの基本情報

ミドリカサントウの基本情報と飼育方法

ミドリカサントウの基本情報と飼育方法

ミドリカサントウ
学 名Zaocys nigromarginatus別 名:ミドリウシュウダ英 名:Black-striped Green Keel-back Snake, Green Indo-Chinese Ratsnake分 布:中国南部、ミャンマー、ネパール全 長:150-250cm

ちょっと変わった名前のヘビ・カサントウ(過山刀)Zaocys 属の美しい種類です。

カサントウの仲間は中国南部から東南アジア、インドに広く生息する大型のナミヘビです。背中線の鱗が通常のヘビは1列で、その結果体列鱗数が奇数になるのですが、カサントウの仲間は背中線の鱗が2列あるため、体列鱗数が偶数になる特徴があります。

写真は若い個体ですが、成長しても鮮やかな緑色地に明瞭な黒色のストライプが走る鮮やかなヘビです。

自然下での生態はよくわかっていませんが、樹上性が強く両生類、爬虫類、鳥類から哺乳類まで比較的広い食性を持っていると言われています。

美しく大型になり、状態の良い個体さえ手に入れば比較的飼育も容易で魅力的なヘビですが、流通量が少なく一昔前までは幻のヘビでした。最近はWCの他に、ファームハッチの個体が時折流通する程度で、飼育がしにくいというイメージが先行してやや不人気であるため、それほど高価にはなりません。

ただし大型で、活動的であるため、最終的には90cmクラスで底面積の広い飼育ケースが必要になります。美しいヘビなので、大変興味があるのですがシュウダとスジオ以外のアジアンラットスネークと非常に相性が悪い星野ですので、まあ写真を見るくらいでガマンしておきましょう。

 

ミドリカサントウの飼育方法

飼育容器
フタがしっかりとできるプラケースや衣装ケース。最終的には90cmクラスで底面積の広いケースが必要

温度
23-28℃程度に保つ

照明
特に必要なし

床材
ウッドシェイブなど

容器内レイアウト
湿度保持を兼ねて大きめで体全体が浸かるような水容器と登り木のつもりで太くてしっかりとした木の枝を設置する


冷凍マウスを解凍して与える。代謝が早いので給餌頻度は週1回以上。冷凍に餌付かない場合は解凍したマウスをピンセットで動かして誘うと食う場合がある

基本的な世話
  • アグレッシブなので、落ち着くまでは新聞紙等でケース全体を覆う
  • など
※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド ヘビ(誠文堂新光社)」および飼育経験者の方のお話しを参考にしました。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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