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"ノーマル"テキサスラットスネーク学 名:Elaphe obsoleta lindheimerii ※2002年から新しい学名としてPantherophis obsoleta lindheimeri も使われている別 名:-英 名:Texas Ratsnake,Chicken Snake, Lindheimer,Lindy,Lindheimer's Rat Snake分 布:アメリカ合衆国南部(テキサス州からミシシッピ州)全 長:160-180cm 最大218cm | |
アメリカンラット好きの星野の宝物であるノーマルのテキサスラットスネークです。テキサスラットスネークはコーンスネークとカリキン以外でもっとも国内で流通している外国産のヘビであると言えるでしょう。すなわち「白ヘビ」です。国内で観光施設などに展示してある純白の「白蛇様」は、そのほとんどが本種のリューシスティック個体です。ですが、ホビーとしての両爬界ではリューシスティックでないノーマルのテキサスラットスネークはほとんど見ることができません。ある意味かなり珍しいヘビです。写真の個体は私が飼育している個体ですが、鼻先がかなりすりむけていて痛々しいのですがノーマル個体の特徴をしっかりと持っている個体です。 いわゆるアメリカでもっともポピュラーなヘビである(コモン)ラットスネークElaphe obsoletaの5亜種のうちの一つです。(ラットスネークの5亜種に関してはイエローラットスネークの項をご覧下さい) 写真の個体のように明るめの褐色地に大きめの暗色のブロッチが25-38個背面に並びます。特に鱗の間の皮膚の色は赤みがかっているのが普通です。頭部は灰褐色で口唇部は白っぽくなります。比較的、体色の明暗やコントラストは個体差が大きく、他亜種との中間的な形質を持つ個体も見つかっています。 自然下での生態などはイエローラットスネークの項を参照して下さい。主に8-9月にかけて5-20個の卵を産みます。 お世辞にもキレイとか美しいとも言えないし、渋いと言うのもほめすぎで、地味というか汚い感じのヘビと言えるでしょう。また、よく言われるように気が荒くすぐに咬みついてくる個体も多いようですが、慣らせばそれほどバンバンという感じでもありません。ただし成長して大きくなるにしたがって荒くなるのも事実ですから、あまりハンドリングなどは期待しない方が良いでしょう。 いや、それでも私にとっては最高のヘビの一つです。飼育しやすいし、耐久性も強いし。もう少しノーマル個体が流通してくれれば良いんですが... | |
飼育の基本情報 | |
飼育容器 | フタがしっかりとできるプラケース。高さの低いフラットプラケでも可。大きさはよく言われるようにヘビがとぐろを巻いたときの3倍程度以上の床面積があればよい。成体は活動的なので大きめのケースを使う。 |
温度 | 特に保温の必要はない。 |
照明 | 特に必要なし(爬虫類用の紫外線ランプ程度があるといいらしい) |
床材 | ウッドシェイブなど。新聞紙やクッキングペーパーでも良いが潜ってしまう。 |
容器内レイアウト | 体全体が浸かるような倒されたりあふれたりしない水容器とシェルターを設置する。 |
餌 | マウスに餌付いている場合は大きさに合わせたマウスを置き餌にする。冷凍を解凍したものでよい。 |
基本的な世話 | いわゆるナミヘビの飼育方法
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※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド ヘビ(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。 |
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