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ミツヅノコノハガエルの餌や床材は? 基本情報と飼育方法を解説!

今回は、ミツヅノコノハガエルの基本情報と飼育方法を解説いたします。ミツヅノコノハガエルは、もっともコノハガエルらしいコノハガエルとして有名です。最近ではかなり飼育しやすくなったカエルと言えるようです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

執筆者:星野 一三雄

ミツヅノコノハガエルの基本情報

ミツヅノコノハガエルの基本情報と飼育方法

撮影協力:WILD MONSTER(於:九州レプタイルフェスタ)

ミツヅノコノハガエル
学 名Megophrys nasuta別 名:-英 名:Long Nosed Horned Frog分 布:インドネシア(スマトラ島、ボルネオ島)、マレーシア、タイ全長:13cm以上(16cmという説もある)

もっともコノハガエルらしいコノハガエルとして有名です。

ヤマコノハガエルMegophrys montanaの亜種とされていましたが、別種として独立しました。

背面は黄土色で名前の通り林床の落ち葉の上でじっとしていると、他の落ち葉と見分けがつかず擬態していると考えられています。また吻端と両目の上に角状の突起があり他のコノハガエルと比べても非常に発達して尖っています。
 

生息環境は熱帯雨林の林床で、22-24℃ほどの涼しい場所を好みます。また林内の流水付近に多いようです。基本的に熱帯雨林の林床で生活しており長い舌を使って昆虫などの小動物を食べています。野外での繁殖生態の記録は少ないのですが、一般に水中に沈んだ石や流木の下などに産卵し、飼育下では11日程度で孵化した記録があります。孵化した幼生は口が上向きの漏斗状になっており水面付近の微生物などを食っていると思われます。変態までに50-60日程度を要し、30-40mm程度になると変態・上陸をします。およそ1年程度で性成熟に達します。
 

ヤマコノハガエル同様、最近ではかなり飼育しやすくなったカエルと言えるようです。こんな、昔は図鑑でしか見ることができないようなカエルも飼育が楽しめるようになったとは...IUCNのレッドデータリストで軽度懸念(LC)としてリストアップされました。

 

ミツヅノコノハガエルの飼育方法

飼育容器
データは少ないが、湿度は保持できていて蒸れないような容器。

温度
データは少ないが22~25℃程度がよいと思われる。

照明
必要なし

床材
ヤシガラ土や腐葉土、水苔などを組み合わせて湿度をコントロールできる素材のものを厚めに敷く。

容器内レイアウト
シェルターと水容器を設置。


昆虫食性。イモムシ状の昆虫に餌付きやすい

基本的な世話
多湿系地表性カエルの飼育
  • 跳躍力が強いので、慣れないうちはフタにクッションを噛ませるなどの工夫をして激突による事故の防止に努める
  • 毎日、夜間に霧吹きをする
  • 常時湿らせすぎにならないようにする
※「飼育の基本情報」は「クリーパーNo19(クリーパー社)」「ビバリウムガイドNo33(マリン企画)」および海外サイトを参考にしました。

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