コケガエルの基本情報
コケガエル学 名:Theloderma corticale別 名:ベトナムモッシーフロッグ英 名:Mossy Frog, Mossy Tree Frog分 布:ベトナム北部全長:60~80mm
アオガエル科のカエルです。
写真や名前からわかるように、体表は小さなイボ状突起に覆われており緑、赤および褐色の不規則な斑紋が細かく入ることでコケに擬態しています。じっと動かないでいると、どこにいるのか探すのに苦労するほどです。
分布域では、標高800~1500mほどの山地の渓流などの付近の森林で、基本的に樹上性ですが水中に潜んでいることも多いらしく、日本のカジカガエルのような生活をしているのかもしれません。成長は早いようで変態後6~9ヶ月程度で最大体長に達します。卵は水場の上の岩などに10~40個程度産み付けられます。
ツリーフロッグにしては活動的で飼育しても楽しく、また丈夫で飼いやすいカエルのようです。大きめの飼育容器で植物がきちんと育つようなビバリウムで飼育すると本種の魅力が堪能できるようです。アメリカなどでCB化が進んでいますが、日本でもかなり繁殖に成功しはじめているようです。IUCNのレッドデータリストで情報不足(DD)としてリストアップされました。
コケガエルの飼育方法
飼育容器高さと通気を重視したケースを使う。
温度
昼間は26~30℃程度、夜間はやや低温に保つ。
照明
バスキングをさせた方が調子が良いようで、ビバリウム内の植物が育つ程度の光がいいようです。
床材
ヤシガラ土や腐葉土、水苔などを組み合わせて湿度をコントロールできる素材のものを厚めに敷く。
容器内レイアウト
観葉植物を鉢ごと入れ、木の枝を配する。タッパーなどの水容器を設置。
餌
昆虫食性
基本的な世話
樹上性カエルの飼育
- 毎日、夜間に霧吹きをする
- 常時湿らせすぎにならないようにする
- 水場の水は常にきれいにしておく
- ヤドクのように植物を配したビバリウムで飼育する方がよい
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